
ちょうど私が転職し、慣れない仕事のなか残業をして帰宅したときのことです。夫が食事もせずに私のことを待っていたことがありました。
「どうしてごはん、食べていないの?」
「結婚記念日だから」
「あ! 忘れてた!!」
夫はちゃんと結婚記念日を覚えてくれていたのに、私は忙しさや性格もあってすっかり忘れていたのです。夫は忘れていたことを怒るわけでもなく、夕食をとらず、ケーキまで買って、ただただ私の帰りを待ってくれていました。結婚記念日を忘れるなんて申し訳ない気持ちになる一方で、夫のやさしさをありがたく感じた出来事です。
その後、長男が結婚する際、夫は「(入籍する日は)お互いが忘れないように、どちらかの誕生日にしなさい」とアドバイスしていました。長男は、夫の言葉通りに入籍したよう。長男が結婚記念日を忘れるということはなさそうで安心しています。
著者:鈴木彩香/50代女性・結婚31年目の主婦。2人の子どもは大きくなり、別々に暮らして居ます。
作画:加藤みちか
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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