

マッチングサービスで出会った彼
彼とは、マッチングサービスを通じて知り合いました。これまで交際した相手は1人だけだそうで、恋愛にはあまり慣れていない様子。
それでも、私のことを気づかい、まっすぐに向き合おうとしてくれる姿に好感を持ちました。そして、デートを重ねるようになったのです。
会うたびに要望が増えていき…
違和感を覚え始めたのは、初めて会ってから2カ月ほど経ったころです。
ある日、彼から「いつもパンツスタイルだから、スカート姿も見てみたいな」と言われました。以前、彼が清楚な雰囲気の服装が好みだと話していたため、私は次のデートでスカートをはいていくことに。
すると、彼からの要望がどんどんエスカレート。やがて、髪の長さや髪色だけでなく、デートで着る服の色まで指定されるようになったのです。
さすがに要望が多すぎると感じた私は、「どうして服の色や髪型まで指定されなきゃいけないの?」と尋ねました。しかし、彼は「別に」と答えるだけで、詳しい理由を話そうとはしません。
その後、思いがけないところから、彼が服装や髪型を指定していた理由を知ることになったのです。
SNSで知った意外な事実
きっかけは、彼のSNSのフォロー欄です。
私たちは共通の趣味をきっかけにマッチングしたため、彼のフォロー欄には、私も知っているアカウントがいくつか並んでいました。何げなく画面を見ていると、その中に見覚えのある服装をした女性の写真を見つけたのです。女性の投稿を確認すると、髪型や髪色、服装まで、彼が私に指定してきたものとよく似ていました。
さすがにおかしいと思った私は、そのアカウントを見せながら、「この女性は誰? 前に言われてデートで着ていった服装と、ほぼ同じだよね?」と尋ねました。
すると、彼は観念したように事情を話し始めました。その女性は、彼の初恋の相手であり、初めて付き合った元カノだったのです。
さらに衝撃を受けたのは、以前彼からプレゼントされたネックレスについてでした。彼の話から、元カノにもまったく同じネックレスを贈っていたことがわかったのです。
彼は、元カノの面影を私に重ねていたのかもしれません。服装や髪型を細かく指定されていた理由を知り、私は「彼が見ていたのは、今の私ではなかったのだ」と悲しくなりました。そのまま関係を続けることは難しいと考え、プレゼントされたネックレスを返すことに。それ以降、彼とは会わなくなりました。
過去の恋愛をすぐに忘れられないことはあると思います。しかし、新しい相手に以前の恋人と同じ姿を求めるのではなく、目の前にいる相手自身と向き合うことが大切なのだと感じた出来事です。
著者:水瀬こはく/20代女性。恋愛・ライフスタイル・金融・ITなど幅広いジャンルを執筆するライター。
作画:ちえ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!