義母が笑顔で開けた炊飯器から漂う「強烈な異臭」

体験者:Mさん(31歳)
先日、義実家に遊びに行ったときのこと。
「ごはんができたわよ〜」とお義母さんに呼ばれ、ウキウキしながらダイニングへ向かいました。
ところが、部屋に入った瞬間、「うっ、クサイ……!」と思わず鼻をつまみたくなるような異臭が、むわっと漂ってきたんです。
「何のニオイだろう?」と戸惑いましたが、お義母さんも夫も、まったく気にしていない様子。食卓には夕飯が並び、義家族のみんなは楽しそうに席についていました。
すると、お義母さんが「はい、炊きたてを召し上がれ〜!」と笑顔で炊飯器のフタをオープン。その瞬間、先ほどから漂っていたニオイが一気に強くなり、「もしかして、ニオイの原因は炊飯器……?」と気づいたんです。
炊飯器をよく見ると、内ぶたや内釜のまわりには汚れが残っており、しばらく十分なお手入れがされていないように見えました。
ところが、お義母さんはそのまま当たり前のようにごはんをよそい、夫をはじめ義家族のみんなも、何の疑問も持たずにパクパク食べ始めました。
強烈なニオイが気になっているのは、どうやら私だけ。衛生面に対する感覚の違いにも、思わずゾッとしてしまいました。
炊飯器のパーツを十分にお手入れしないまま使い続けるのは、やはり衛生上よくない気がするのですが……実際のところ、どうなのでしょうか?
結論:炊飯器のフタやパーツは“毎回”洗おう!
炊飯器のフタやパーツを放置して使い続けるのは衛生面が心配……。
そこで、調理師でライターのだいきさんに、炊飯器のお手入れについて伺いました。
洗う前提の炊飯器を洗わないことのデメリット

先に結論をまとめると、炊飯器を洗わないと、こうなります。
- においは想像以上に残る
- 味に“前回の名残”が出る
- 炊き上がりが安定しなくなる
- 食中毒リスクがある
どれも地味ですが、毎日のごはんに確実に影響します。
さらに、汚れが蓄積すると故障の原因になることも。
詳しく解説します。
においは想像以上に残る
炊飯器で調理できるのは、
- 白ごはん
- 炊き込みごはん
- 野菜
- 肉
など、意外と幅広いですよね。
(編集部注:炊飯以外は調理対応の炊飯器に限ります)
特に、
- 肉の脂
- 調味料(しょうゆ・みそ・にんにく)
これらは、フタの裏やパッキン、蒸気口まわりに残りやすいです。
次に白ごはんを炊いたとき、
- 「なんとなくにおいが気になる」
- 「前よりおいしく感じない」
この状態は、言わば「牛乳を飲んだコップに、麦茶を入れて飲むようなもの」です。
「なんか、嫌なにおいがするな〜」となりますよね。
その原因、炊飯器に残ったにおいかもしれませんよ。
味に“前回の名残”が出る
炊飯器は、蒸気がこもる調理器具です。
そのため、前回の
- 脂
- 汚れ
が、次の炊飯に影響します。
「水とお米しか入れてないのに、味がぼやける」
それ、炊飯器の中に前回の汚れや脂が残っている可能性があります。
フライパンで焼きそばを作った後、洗わずに卵焼きを作ると、焼きそば風味の卵焼きができますよね。
それと同じで、風味がごはんに移ってしまうんです。
炊き上がりが安定しなくなる
汚れが溜まると、フタがきちんと閉まらなかったり、蒸気の抜け方が不安定になったりします。
結果、
- べちゃっとする
- かたい部分が出る
- ムラが出る
など、ごはんの炊き上がりに差が出やすくなります。
これは例えるなら、お風呂の換気扇が汚れている状態。
湿度が上がって、カビが生えたり、嫌なにおいの原因になったりします。
ごはんも適度に蒸気を逃してあげることが大切です。
食中毒リスクがある
炊飯器は調理器具です。
フライパンやまな板、包丁などと同じで、調理器具を洗わないと食中毒リスクが上がってしまいます。
洗っていないフライパンや包丁で作った料理、ちょっと遠慮したくないですか?
また、実際に厚生労働省の家庭向け食中毒予防記事でも、食中毒防止の観点から
「手だけでなく、調理器具もしっかり洗ってください。特に生肉を扱った調理器具は、よく洗浄、消毒してください」
としています。
食中毒リスクを上げないためにも、炊飯器は適切に洗うようにしましょう。
「洗わない」はNG!最低限守ってほしいこと【炊飯器は洗う前提の器具】

- 内釜:毎回洗う
- フタ:外せるなら毎回洗う
- パッキン:外せる場合は毎回洗う
炊飯器を使ったら、フタまで洗うことを意識してみてください。

実際、調理師の現場でも、毎日フタやパッキンまで洗います(内釜ももちろん)。
例えば、これがフライパンだったら、どうでしょう?
使ったら、洗いますよね。
調理器具は、基本的に使ったら洗うもの。
炊飯器も例外ではありません。
適切なお手入れでおいしく安心できる食卓を!
炊飯器を使ったら、「内釜は毎回洗う」「フタやパッキンも放置せずこまめに洗う」の2点を徹底しましょう。これだけで嫌なにおいや食中毒のリスクはグッと抑えられます。
「今までパーツまで洗っていなかった……」という方も、今日からのお手入れ習慣でいつものごはんをもっとおいしく楽しんでくださいね!
※一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は、編集部メンバーや知人が体験した実話です。編集部がヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。