「スマホだけで済んでよかっただろ」
父親のせいで娘が椅子から落ちて病院へ行っている間、父親は自分が悪くないと主張できる証拠を必死に探していました。この期に及んでまだ自分の行動を正当化しようとしていたと知り、聖也さんの怒りが爆発。
できることなら、髪をつかんで引きずり回し、顔面を蹴り飛ばしたかったと言う聖也さん。しかし、暴力を振るってはいけないと必死に我慢し、なんとか父親のスマホを水没させるだけにとどめました。
しかし、ここまでしても自分の非を認めず、スマホを壊されたことに怒るだけの父親。そんな姿を見て、聖也さんは決意しました。
「スマホを沈めてよかったよ」
「二度と連絡してこないでくれ」
絶縁を決意








「二度と連絡するな……だって?」
「その意味わかってんのか……?」
父親は顔をこわばらせ震えながら問いかけてきました。
「わかってる」
聖也さんの表情は真剣そのものでした。何かあっても絶対に助けないと言い放つ父親に、聖也さんは「必要ない」ときっぱり。そして母親に、自分の連絡先を父親に教えたら母親とも距離を置くと伝えます。
「これからは由美とこころと、生まれてくる子と頑張っていくよ」
「え……生まれてくる子……?」
父親はきょとんとした表情を見せます。なんと父親は2人目の子どもができたと報告したとき、趣味の作業に夢中できちんと聞いていなかったのです。どこまでも自分中心の父親に愛想をつかし、聖也さんはこの人を反面教師にして生きていこうと決意したのでした。
◇ ◇ ◇
身内との絶縁は、簡単に下せる決断ではありません。しかし、何度話し合っても自分の非を認めず、子どもの安全よりも自分の保身を優先し続ける相手に対しては、距離を置くことが自分と家族を守るための選択になることもあります。
身内だからこそ関係を続けなければという思いはあっても、相手が自分中心であり続ける限り、関係を維持することが必ずしも正解とは言えないのかもしれません。大切な家族を守るために、関係を見直す決断も、ときには必要なのではないでしょうか。
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ミント