常温水でも約30分で食べられる場合があります

インスタント麺は、商品によっては常温の水でも時間を置くことで食べられる状態になる場合があります。
目安としては、水を注いでから30分ほど。

ただし、麺の種類や気温、水の量、容器の形によって戻り方は変わります。必ず状態を確認し、かたい部分が残っていないか見ながら調整してください。
1.カップ麺は「器」と「計量」が不要で作りやすい

常温水で作る場合、容器付きのカップ麺は比較的扱いやすいです。
容器がそのまま器になり、内側の線を目安に水を注げるため、別の器や計量カップを用意しにくい状況でも作りやすいのが理由です。


水を注いだら、ふたをして30分ほど置きます。具材までやわらかくなっているか確認してから食べてください。
2.袋麺は「器」と「水の量」に注意

袋入りのインスタント麺は、そのままでは水を注げないため、器が必要になります。
また、パッケージに記載された水量を目分量で合わせるのが難しいこともあります。計量できない場合は、少しずつ水を足しながら様子を見るのが安心です。


袋麺の場合、麺の一部が水に浸かっていないと、そこだけかたいまま残ることがあります。途中で上下を返したり、麺全体が水に浸かるようにしたりするのがポイントです。
かたさが残る場合は5分ずつ浸水時間を延ばしながら、食べやすいやわらかさになるまで様子を見てください。
3. 粉末スープは先に少量の水で溶くと混ざりやすい
粉末スープ付きの麺も、常温水で溶ける場合があります。
ただし、商品によって溶けやすさは異なります。粉が残る場合は、先に少量の水で溶いてから加えると混ざりやすくなります。

油分が多いスープは、お湯で作る時と比べて口当たりが少し変わることがあります。気になる場合は、無理に食べず、食べやすいものを優先してください。
なお、今回使用した「サッポロ一番 塩らーめん」は、筆者自身が常温水で戻し、麺の状態や味を確認したうえで実食しています。実食後に体調不良はありませんでしたが、あくまで筆者個人による一度の検証結果です。
食べる前に確認したいこと

常温水でインスタント麺を作る場合は、次の点に注意してください。
- 必ず飲用できる水を使う
- 開封後はなるべく早めに食べる
- 麺が十分に戻っているか確認する
- 袋麺は麺全体が水に浸かるようにする
- 体調が悪い時や不安がある時は無理に食べない
特に発災直後は、食べ物を用意するだけでも負担が大きい状況です。手元にあるもの、食べやすいものを優先してください。
お湯がない時の選択肢として

お湯を沸かせない時でも、インスタント麺は常温の飲用水で戻せる場合があります。
容器付きのカップ麺は器や計量の手間が少なく、袋麺は別の器や水量の調整、途中で麺全体を水に浸す工夫が必要です。
非常時には、完璧に調理することよりも、安全に、無理なく食べられることが大切です。
今すぐ必要な方にも、今後の備えを見直したい方にも、ひとつの方法として参考になれば幸いです。
※地震・避難・支援に関する情報は、自治体や気象庁などの公式発表をご確認ください。