舌のふちが歯形でギザギザに
当時は仕事が忙しく、一日中パソコンに向かう日々が続きました。消耗気味の私の気力を、さらにじわじわと削っていったのが口内炎。それも、若いころと違って50歳を過ぎてからは、舌や頬の内側を誤ってかむことで始まる口内炎が後を絶たず、月の半分はその痛みに悩まされていました。
そんなある日、舌先にできた口内炎に歯が当たらないようにと、舌の位置を気にしていたときのこと、どうやっても舌が歯の内側に収まりきらない大きさだと気付いたのです。「私の舌ってこんなに大きかったっけ?」と不思議に思い鏡を見ると、舌のふちが歯形でギザギザになっています。
そういえば以前、ストレスで歯をかみしめることが多いと、舌がギザギザになると聞いたことがありました。多忙でストレスフルな生活続きで、無意識のうちに歯を食いしばっていたんだろうと理解し、舌が大きく感じられたのも、舌のふちをかむことで炎症が起こり腫れていたのだと解釈しました。
舌が大きく感じるのはむくみ?
私が20年来通い続ける美容院には、ボディケアを専門とするセラピストさんがいて、私は髪を切った後にいつも肩と背中の筋膜リリース(筋肉などを包む筋膜を圧迫したり伸ばしたりする施術)をしてもらっています。加齢による体の変化は、施術中の格好の話題。この日私はギザギザ舌の話を持ち出し、最近、舌が大きい気がして、よくかんでは口内炎になり困っているのだと訴えました。
すると、セラピストさんから「食いしばりだけでなく、舌や口の中のむくみが関係しているのでは」と言われました。原因がはっきりしたわけではありませんが、セラピストさんの話には思い当たることがありました。「かむのは舌だけじゃなくて、頬の内側もかむんじゃありませんか?」と、まるで私のすべてを知っているかのように言い当てたのです。
「その通りです!」と振り返る私に、「だったら、ちょっと試してもらいたいものがあります」と言って持ってきたのは、オーラルケアオイルと書かれた高濃度酸素オイル配合の液体歯磨き。
「腸活がブームですけど、腸につながる口の中の健康もとても大事なんです。これで歯茎のマッサージをしてみてください」と言って、私の舌下にスポイトで1滴たらしました。これは当時、セラピストさんから教わった使い方です。「これでまずお口の右側だけ人差し指でこすってみてください」と言われ、教えられるがままに右側の歯茎や頬の内側をマッサージすること約3分。私には、見た目や口の中の感覚に変化が現れたのです。
※製品を使用する際は、現在の製品表示や使用上の注意に従ってください。
液体歯磨きで口の中をマッサージ
「ほら見て」と促されて鏡を見ると、何やら右側の顔だけ頬がひと回り小さくなって口角が上がっていました。驚く私にセラピストさんは「マッサージで血流がよくなり、むくみが取れたのかもしれませんね。お口の中はどうですか?」と言いました。
そういえば、さっきまで口を動かすと頬の内側をかんでしまいそうなほど狭く感じていた口の中が、少し広く感じられました。その後、左側も同じようにマッサージすると、口の中がさらに広く感じられ、見た目の左右差も目立たなくなり、フェイスラインがすっきりしたように感じました。
「私、人生を変えるすごいものと出合っちゃったかも……」
最近の私の口内炎は、ほとんどが舌先や頬の内側をかむことから始まるので、口の中のマッサージを続ければ、舌や頬の内側をかむことが減り、口内炎も減るかもしれないと期待しました。
時折、美容院で美容アイテムを勧められてもすぐに手を出さない私が、この日は「これ欲しいです」と即決。毎晩、寝る前の歯磨き後に、液体歯磨きを使った口腔マッサージを始めたのです。
まとめ
液体歯磨きを使った口の中のマッサージを始めて約2カ月。この間、あれほど悩んでいた口内炎の頻度は以前より減っていました。ただし、液体歯磨きやマッサージのおかげだったのかはわかりません。
同じころ、フェイスラインもすっきりしたように感じ、娘から「ちょっと小顔になったんじゃない?」と言われました。舌のふちの歯形や繰り返す口内炎には、食いしばりや舌癖、歯による刺激など複数の要因が考えられるとのこと。口の中のむくみだけが原因と決めつけず、症状が長引く場合は歯科や口腔外科に相談することも必要だと感じました。
医師による解説:舌のふちに歯形が付く原因とは?
舌のふちに歯形が付くのは、舌のむくみだけでなく、嚥下時に舌で歯を押すなどの舌癖が関係している可能性もあります。正常な嚥下では、舌先は口蓋皺壁(上の前歯のすぐ後ろにある上顎のひだ)付近に触れ、歯を押さない状態が基本です。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:川田悟司先生(川田歯科医院院長)
著者:あらた 繭子/50代・フリーライター。大学生と高校生の子を持つ。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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