新築分譲マンションを購入して引っ越すことになったため、娘も保育園を転園することになりました。転園手続きは職場復帰時の保活よりも大変! さらにはトラブルに見舞われ、大ピンチを迎えながらも周囲の協力を得て乗り越えた体験談です。
マンション購入から転園手続きまで
6月に今の家とは異なるエリアでマンションを購入したことに伴い、2歳の娘も転園することになりました。マンションの竣工・入居時期は翌年の3月末。私の住んでいる地域では、4月一斉入園の入園手続きは10月から始まるため、マンション購入から転園手続き完了までに私たちに与えられた時間は約半年ほど。
その間に園見学や手続きに必要な書類を揃える時間があまりないと感じ、マンションの購入が決まってからすぐに転園手続きに向けて動き始めることにしました。
仕事の合間を縫って園見学へ
転園手続きは、保育園のリストを見て見学候補を挙げるところまでは育休復帰のときと同じでしたが、今は当時とは違って仕事をしているので、園庭開放や園の説明会に予定を合わせるのがものすごく大変でした。
あまりにもスケジュールが合わないため、私は有給を取って娘を連れて園庭開放に行ったり、夫の夜勤明けに一緒に説明会へ行ったりすることもありました。そんなハードスケジュールのなかでもなんとか入園候補を絞り込み、区役所での申し込みに備えて夫婦それぞれの書類を揃えていくことになりました。
人事のミスで大ピンチ!
私の書類関係は申請後1週間ほどですべて手元に届きましたが、1カ月近く経っても夫の書類は一向に届きません。書類の締め切りも迫り、さすがに焦り始めて夫の会社の人事に確認すると、部署間の引き継ぎに不備があり、書類が届くまでにまだ時間がかかるとの回答が……。
このままでは書類の締め切りに間に合いそうになく、保育園入園は絶望的。区役所に事情を説明したところ、職員さんも他の方法がないかを一緒に考えてくださいましたが、やはり書類の原本が締め切りまでに提出されることが必須だという結果は変わりませんでした。
上司の寛大な対応に救われた
その後、締め切りの数日前に夫の職場から締め切り当日の午後に書類が届くとの連絡がありました。でもその日は私も夫も仕事。しかし定時上がりでは区役所が閉まる前に書類を提出できません。私はダメ元で上司に仕事を早退できないか相談しました。
すると、「想定できないことが起きたことは仕方がないし、保育園に入れないと仕事を続けられないから今日は早退しても大丈夫」と早退を許可してくれました。最低限の仕事を終え、急いで区役所へ。その甲斐あって区役所が閉まる前に書類を提出でき、転園手続きを無事に終えることができました。
転園は育休復帰と違うことも多く、かなり神経質になっていて余裕を持って行動していたはずなのに想定外のことで大ピンチに見舞われました。それでも区役所の職員さんや職場の上司に助けられ、無事に手続きを終えることができて本当によかったです。あとは無事に入園が内定することを心から願っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住いの地域の保育課や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:金岡莉緒
1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。