結婚目前だった彼から突然「別れたい」
彼は中学生のころから好きだった人で、高校生になってから交際を始めました。
長い付き合いの中でけんかをすることもありましたが、それでも13年間一緒に過ごし、彼からは「来年、結婚しよう」と言われていました。
両親も当然結婚するものと思っていて、父も「いつあいさつに来るんだ?」と楽しみにしていたほどです。
そんなある日、彼から突然メールが届きました。
『別れたい』
あまりにも突然のことで、私は困惑しました。直前に大きなけんかをしたわけでもなく、思い当たるふしもありません。
メールだけでは納得できず、私は直接理由を聞こうと彼の家へ向かいました。
しばらく待っていると、彼が帰宅。私は車から降りて声をかけようとしたのですが、その瞬間、近くに停まっていた別の車から見知らぬ女性が飛び出してきたのです。
女性はものすごい勢いで彼のもとへ駆け寄ると、私を指さしました。
「どういうこと!? この人、誰なの?」
突然の出来事に、私は言葉を失いました。
見知らぬ女性の正体は…
彼の様子を見ると、明らかに動揺していました。さらに女性の話を聞いていくうちに、少しずつ状況が見えてきたのです。
どうやら彼は、私に隠れてその女性とも付き合っていたようでした。
しかも驚いたことに、その女性にも私と同じように「別れたい」というメールが届いていたとのこと。どうやら彼は、私たち2人に同じような別れの連絡をしていたようです。
突然のことで私自身も混乱していましたが、その場で彼を問い詰めても仕方がないと思い、その日は一度帰ることにしました。
後日、あらためて彼と話し合うことに。彼からは謝罪され、「もう一度付き合いたい」と言われました。しかし、一度失った信頼を以前のように取り戻すことはできませんでした。
13年間ずっと一緒にいて、このまま結婚すると思っていた相手。別れるということは、それまで思い描いていた未来までなくなってしまうようで、決断するまでにはとても悩みました。
それでも、裏切りを知ったまま元の関係へ戻ることはできないと思い、私は別れを選んだのです。別れた直後は食事も喉を通らないほど落ち込みましたが、家族や友人に支えられ、少しずつ日常を取り戻していきました。
当時は思い描いていた未来が突然なくなり、とてもつらかったです。それでも人生は続き、新しい出会いや楽しい出来事もありました。つらいときにはひとりで抱え込まず、周囲を頼ることも大切なのだと、この経験から学びました。
著者:田中花/50代女性・男子の子育てに奮闘中。フルタイム勤務でクタクタの母です。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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