結婚前に決めた、お互いの条件
結婚を考え始めたころ、私たちは仕事や将来の子どものことなど、結婚後の生活についてよく話し合っていました。その中で、お互いに「結婚するなら、ここだけは譲れない」ということを伝え合うことに。
彼から言われたのは、「結婚後も、雇用形態は何でもいいから共働きを続けてほしい」ということでした。
一方、私からお願いしたのは、「タバコをやめてほしい」ということ。将来子どもができたときのことも考え、できれば結婚前に禁煙してほしいと思っていたのです。
彼も納得してくれ、婚約した冬には「もう吸ってないよ」と報告してくれました。私もその言葉を信じ、「ちゃんと約束を守ってくれたんだ」と安心していました。
ところが、ある日ベランダへ出たとき、床にタバコの吸い殻が落ちていることに気づいたのです。
「え……?」
最初は何かの間違いかと思いました。しかし彼に確認すると、出勤中や私が寝たあとなど、見つからないようにこっそり吸っていたことがわかりました。
禁煙してくれたと思っていただけに、ショックは小さくありませんでした。
「今度こそ」と信じていたけれど…
その後、私たちは結婚しました。
彼からは「妊娠したらやめる」「子どもが生まれたら今度こそやめる」と言われ、そのたびに私は信じようとしていました。
しかし、妊娠しても、出産しても、結局彼がタバコをやめることはありませんでした。
一方の私は、結婚前に彼から言われた通り、今も正社員として働き続けています。
もちろん共働きを続けること自体に不満があるわけではありません。ただ、お互いに納得して決めた条件だったはずなのに、私だけが守り続けているように感じると、どうしてもモヤモヤしてしまいます。
夫は家事や育児には前向きに取り組んでくれているだけに、この約束についてもいつかきちんと向き合ってくれたらと思っています。
結婚前は「約束してくれたから大丈夫」と思っていました。しかし今振り返ると、言葉だけで安心するのではなく、その人が約束にどう向き合っているのかを見ることも必要だったのだと思います。
結婚生活では、お互いの希望を伝えるだけでなく、無理なく守り続けられることなのかまで話し合うことが大切なのだと感じています。
著者:山田由花子/30代女性・2児を育てる母。夫婦ともに実家は遠方。現在育休中。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!