こんなに小さいのに預けるのはかわいそうと言われ…
私自身も親の仕事の都合で生後6カ月から保育園に通っていたので、生後5カ月の娘を保育園に預けることに抵抗はありませんでした。
しかし、友人や夫の家族から「そんなに早くから預けるのはかわいそう。預ける必要があるの?」「成長に影響しない?」「3歳までは親と一緒にいないと愛情不足になるよ」などと言われることもありました。わが家にも事情があると思いながらも、「やっぱりかわいそうなのかなぁ」と考えたりもしました。
保育園に預けてよかったこと
保育園では食事やお昼寝の時間が決まっているため、生活リズムが整います。家庭でも保育園と同じタイムスケジュールで生活していると、娘がぐずる回数も減り、落ち着いて過ごしているように感じました。
また、広いスペースで思いきり動き回ることができ、家庭ではできない経験が得られることに加え、さまざまな年齢のお友だちと遊ぶことで社会性が身につくことは早い時期から預けるメリットだと感じました。
感染症が流行する時期はちょっと心配
保育園入園後、娘はよく病気になりました。入園時期が11月の寒い季節だったこともあり、最初の3カ月間はよく熱を出し、1カ月の半分しか通えなかったこともあります。
登園しては発熱し、呼び出しの繰り返しでした。インフルエンザやヘルパンギーナ、胃腸炎など、感染症の流行にいつものってしまい、小さな体が病気できつそうになっていると、胸が痛くてたまらなくなりました。
家庭での過ごし方、接し方で心がけたこと
日中は離れている分、スキンシップを入念におこないました。保育園から帰ったら時間をつくって思いきり甘えさせてあげて、休日はいつも以上に娘ときちんと向き合う時間をつくりました。ぎゅっと抱きしめて愛情を伝え、密にコミュニケーションをとるなどを意識的におこなっています。
また、子どもといえども集団生活での疲れもあるので、できるだけ家ではゆっくり過ごせる時間をとるように心がけました。
いつから保育園に預けるかは、その家庭の事情や考え方があります。現在、毎日楽しそうに過ごすわが子の様子を見ていると、預ける前に良いこと・大変なことを想定しておけば、生後5カ月からの入所は良い決断だったと思っています。
著者:松裏幸恵
二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。