大金を注ぎ込む夫のギャンブル癖に悩む日々
30代後半の知人Aさんは、夫と5歳の長男、3歳の長女の4人暮らし。夫は、交際中からギャンブル好きで、時にはパチンコや競馬、競艇に大金を注ぎ込むこともあり、Aさんを悩ませていました。
負けて帰ってきた日は決まって不機嫌になるため、Aさんは腫れ物に触るように気をつかう日々にうんざり。「何とかしなければ」との思いで過ごしていたそうです。
しかし、5年前に長男が生まれたのを機に「将来の家計や子どもたちに悪影響があってはならない」と一念発起。Aさんは必死に夫を説得し続けました。
そのかいあって、夫も渋々納得。毎月のお小遣い制に切り替えたことで、ギャンブルに使うお金は次第に減り、そのうち夫はほとんどギャンブルに手を出さなくなっていったのです。
すっかり改心したかのような夫の姿に、Aさんは「これなら大丈夫」と胸をなでおろし、平穏な家族の未来を疑っていませんでした。
愛情に差はないのに、なぜお祝いだけ格差?
長男の誕生から2年後、待望の長女が生まれました。“事件”が起きたのは、娘の初節句のお祝いでのことでした。
Aさんの自宅に両親と義両親が集まり、ごちそうを囲んで和やかな時間が流れていました。しかし、Aさんの心には義両親に対してある「モヤモヤ」が。それは、長女が生まれたときに義両親からもらった出産祝いが、長男のときよりおよそ10倍も多かったからです。
普段の義両親の様子を見ていると、長男も長女も分け隔てなく、同じようにたっぷりと愛情を注いでくれています。「対応に差はないのに、なぜお金の面だけこれほど格差があるのか」と不思議でした。
そんなことを考えていると、今度は義両親から初節句のお祝いの袋を手渡されました。中身は確認しなかったものの、手に持った瞬間の明らかな「分厚さ」で、やはり今回もかなりの大金が入っていることは一目瞭然でした。
やはり長男との差があると感じたAさんは、夫に「たくさんいただいていいの?」と相談しても、「孫がかわいいんだろ。もらえるもんはもらっとけ」と能天気な返事しか返ってきません。
スマホの送金履歴確認しがくぜん!暴かれた裏切り
すっきりしないAさんは、思い切って義母に「出産祝いもたくさんいただいたのに、今回もこんなにいいんですか?」と直接尋ねました。すると義母は不思議そうに、
「何言ってるの! 出産祝いも初節句も長男君のときと同じ額よ」
とにっこりほほ笑んだのです。
「え?」と凍りつくAさん。長男が生まれたときは感染症の流行で直接会えず、出産祝いと初節句のお祝いは、どちらも口座に送金したとのこと。しかし、家計の口座に履歴はありません。義母が「私のアプリに記録があるはずよ」とスマホを操作するのを見ながら、Aさんは、長男の出産祝いと初節句のお祝いについて、夫が帰省した際に「預かってきた」と手渡されたことを思い出しました。隣の席の夫に聞くと、「忘れた」としらを切ります。
そのとき、義母が「あった! これよ」と画面を見せてきました。なんとそこには、長男の出産時と初節句の時期に、それぞれ同額を送金した履歴が残っていました。しかも、どちらの祝い金も、振込先は夫が独身時代に使っていた古い口座でした。
夫にその口座の通帳アプリで確認させると、いずれの祝い金も、入金直後に数回に分けて全額が引き出されています。激怒して夫を問い詰めると、夫はしどろもどろ。義母も加って追及すると、夫は渋々すべてギャンブルに使い込んだと白状したのです。
楽しいはずのお祝いの席で、怒りの収まらないAさんの脇で、夫は顔色を失い、黙り込んでいました。この事件を機に、夫のお金はすべてAさんが管理することに。義母も今後は必ずAさんを通すと約束してくれました。
まとめ
子どものためのお祝い金をギャンブルに使い込み、さらにウソを重ねていた夫の裏切りは、到底許されるものではありません。今回は義母が送金履歴を確認してくれたことで、隠されていた事実が明らかになりました。家族のお金を誰がどのように管理するのか、あらかじめ共有しておくことの大切さを考えさせられるエピソードです。
お祝いの金額については、相手に尋ねにくいものです。それでも、Aさんが疑問をそのままにせず義母に尋ねたことで、思いがけない事実が明らかになりました。家族間でも、お金の受け渡しや管理方法を確認しておくことの大切さを感じた出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小山リオ/30代女性。娘と夫と3人で暮らす。娘が寝た後、夫とお酒を飲みながら映画を見る時間が最近の癒やし。
イラスト:きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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