咲夜と楽は何度かの話し合いを経て、約3年の結婚生活に終止符を打ちます。離婚を受け入れた咲夜でしたが、「月1回だけでも会いたい」と楽に懇願。離婚を切り出した負い目から、楽はそれを受け入れます。離婚から2カ月後も相変わらず定期的に会う2人でしたが、咲夜は「楽ちゃんに好きな人ができたら終わる」という危機感を持ち続けていました。
離婚して数カ月後。楽から1人暮らしをすると聞かされて咲夜は思わず……。
自分の立場を思い知った元妻は…









離婚してから数カ月。
変わらず定期的に関係を続けていたある日、いつものように笑い合っていると、楽から「いよいよ1人暮らしの準備が忙しくなった」とサラリと告げられました。
何も聞いていなかった咲夜はショックを受けましたが、今の自分の立場に、やりきれないもどかしさを感じました。「また落ち着いたら連絡するよ」と言い残した楽。しかし、楽との連絡頻度は減っていったのです。
不安に駆られた咲夜は「たまには夜ごはんでも食べに行かない?」と誘いますが、楽からは「その日は友だちと飲みに行く約束していてごめんね! また連絡するね」と断られてしまいました。
その対応に、咲夜は気付いてしまいました。
もう楽の中に、自分の存在はなくなっていたのではないかと。
平日は楽の実家、週末は咲夜の家という変則的な結婚生活も、楽はずっと我慢してくれていたこと。離婚の際、寂しさから「月に1回は会うこと」をすがりつくようにお願いしてしまったけれど、離れてからもあんな約束で彼を引き止めて、自分はどこまで楽に甘えていたのだろうと、咲夜は自責の念に駆られます。
「いつまでも、あの『約束』の中にいちゃダメだ」
もう終わりにしなきゃとわかっているけれど、心の中でどうしても決めきれない咲夜なのでした。
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離婚後も、月1回のランチで関係を続けていた咲夜と楽。しかし、楽が1人暮らしを始めることすら共有されなかったことで、咲夜は自分が「ただの元妻」でしかないと思い知らされます。連絡が減りなかなか会えなくなっても、咲夜はそれをとがめることはできません。
しかし、この痛切な距離感ができたからこそ、咲夜は「自分はどこまで楽に甘えていたのだろう」と自らを省みることができました。「あの約束」で楽を縛り付けてはいけないという大切なことに気付けた咲夜なら、きっと過去の執着を手放し、本当の意味で新しい一歩を踏み出していくことでしょう。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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