「手前のを取るなんて損!」義母の怒声に唖然…
我が家では毎年、夏休みに夫の実家へ帰省するのが恒例となっています。
その日、義母から「今夜はすき焼きにしましょうか」と提案があり、夕飯の食材を買いに近くのスーパーへ一緒に出かけることになりました。
「すき焼きなら、焼き豆腐としらたき、それにお肉と野菜ね」と意気揚々とカゴを持つ義母。
私は手際よく買い物を進めようと、豆腐コーナーで手前にあった焼き豆腐を手に取り、カゴに入れようとしました。
すると突然——。
「ちょっと!何やってるの!」
義母が思わぬ大声を出したのです。あまりの剣幕に、私は唖然としてしまいました。
「ちゃんと奥から一番新しいものを取らないとダメじゃない!」
「え……でも、今日食べるものですし、賞味期限もまだまだ余裕がありますよ?」
そう反論したのですが、義母は鼻で笑いながらこう言い放ちました。
「そんなの手前から取るなんて損でしょ!全くもう〜、これだから甘いのよ」

商品を次々と奥から取る義母にドン引き…
義母は私の手から焼き豆腐をひったくると棚に戻し、ぐいぐいと腕を奥まで突っ込んで、棚の奥にあった商品を引っ張り出しました。
それだけではありません。続いてお肉や野菜のコーナーに行っても、義母の“過剰な鮮度チェック”は止まりませんでした。
「パックの日付ちゃんと全部見て」「白菜は一番奥のずっしりしたやつを取るのよ」
そう言いながら、手前のパックを幾つも押しのけ、奥のものを強引に引っ張り出します。義母が触ったあとの棚は商品が乱れてしまい、通りかかる他のお客さんたちが引き気味に見ていくため、私はいたたまれなくなって棚を綺麗に直しながら後ろをついて回りました。
ただ、義母が次々と棚を散らかしていくスピードに追いつかず、完全に元通りにすることはできません……。
「お義母さん、今日使う分なら手前の商品でも十分新鮮ですし、食品ロス削減のためにも『手前どり』が良いと言われていますよ……」
私がやんわり注意しても、義母は聞く耳を持ちません。
「お店の都合なんて関係ないわよ!お金を払うんだから、一番良いものを買う権利があるの!」と、さらにヒートアップする始末でした。
周りの視線が痛すぎる…!居たたまれなくなった結末
ふと周りを見ると、乱れた棚と義母の様子に気づいたほかのお客さんが、困惑した表情を浮かべていました。
さらに、近くを通ったお客さんから「ずいぶん棚が乱れているわね……」という声が聞こえ、私はますますいたたまれなくなりました。
義母の身勝手な振る舞いと、荒らされた売り場、そして周囲からの困惑した視線。私は恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になり、これ以上一緒に買い物を続けるのが限界でした。
(お願いだから、早く買い物を終わらせて帰りたい……!)
帰宅する頃には、私は「もう二度と義母とは一緒に買い物へ行かない」と心に誓っていました。
それ以来、義実家へ帰省する際は、あらかじめ必要な食材を聞いておき、途中の道の駅などで買い揃えてから向かうようになりました。
商品の状態や期限を確認して選ぶこと自体に問題はありません。しかし、「自分さえ得をすればいい」と商品を乱し、周囲に迷惑をかける行動は慎みたいものです。
買い物をする時は自分の都合ばかりを優先せず、他のお客さんや売り場への配慮を持ったスマートな行動を心がけたいと思った出来事でした。
※AI生成画像を使用しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。