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義母「吐いたらそのとき考えればいい」つわりの私を無理やり温泉旅行へ→出発20分後、車内が地獄に!?

私が30代で第2子を妊娠していたころのことです。妊娠初期からつわりがひどく、停止中の車に乗っているだけでも吐き気やめまいを感じるほどでした。そんな中、義両親から家族みんなで温泉旅行へ行こうと誘われました。私は体調を理由に何度も断り、夫も説得してくれたのですが……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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何度断っても温泉旅行を諦めない義両親

当時4歳だった長女は、毎日つわりで苦しむ私を見て「ママ、かわいそう」と心配していました。妊娠後期までつわりが続いていた私は、体調がすぐれない日は横になって過ごすことも多くありました。

 

そんな私の様子を見た義母は、気分転換になればと家族みんなで温泉旅行へ行くことを思いついたようでした。しかし、車に乗るだけでも吐き気が出てしまう私にとって、1時間以上の移動を伴う旅行は不安でしかありません。

 

私は「車に乗ると吐いてしまうので難しいです。すみません」と何度も伝えました。夫も「体調が心配だからやめよう」と義両親を説得してくれましたが、義母の気持ちは変わりませんでした。

 

そしてついに、「これも家族の団結のため! 吐いたらそのときに考えればいいよ」と、義実家から車で1時間以上かかる隣県の旅館を予約してしまったのです。

 

不安だった私は、産婦人科の定期受診の際に旅行について担当医へ相談しました。担当医からは、つわりがひどいときは旅行を控え、体調が落ち着いている場合でも無理をしないよう説明を受けました。

 

そのことを義両親にも伝えましたが、「義姉も妊娠中に吐きながら旅行へ行ったし、なんとかなるよ」と返されました。夫も改めて「体調が心配だから、今回の旅行はやめてほしい」と話してくれましたが、それでも予定は変わりませんでした。

 

 

出発から20分、ついに限界が…

迎えた旅行当日。幸い朝は比較的体調が落ち着いており、不安を抱えながらも「もしかしたら大丈夫かもしれない」と出発しました。

 

しかし、わずか20分ほどで状況は一変。

車の揺れで気分が悪くなり、とうとう車内で激しく吐いてしまったのです。

 

私の様子を見た長女は、「ママ、大丈夫?」と不安そうな表情。夫もすぐに対応し、私に寄り添ってくれました。結局、旅行はその場で中止し、自宅へ戻ることになりました。

 

実際に苦しむ私の姿を目の当たりにして、「えーっ!? そんなにつらいと思わなかった」と驚いた様子の義両親。私は何度も体調について伝えていたため、ようやく深刻さが伝わったことに複雑な気持ちになりました。

 

その後、夫が両親に「大事な子どもを命懸けで守ってくれているんだから、もう少しこちらの話を聞いてほしい」と改めて伝えてくれました。すると義両親からも「申し訳なかった」と謝罪がありました。

 

 

それ以来、義両親は旅行やお出かけを提案する際、まず私たち家族の体調を確認してくれるようになりました。義両親も、家族みんなで楽しい時間を過ごしたいという思いから旅行を計画してくれたのだと思います。しかし、良かれと思ってしたことでも、相手の状況によっては大きな負担になってしまうことがあります。

 

今回の出来事を通して、家族だからこそ一方的に決めるのではなく、お互いの体調や気持ちを確認しながら、みんなが無理なく過ごせる方法を考えることが大切なのだと感じました。

 

◇ ◇ ◇

 

妊娠中は体調が変化しやすく、つわりなどの症状にも個人差があります。旅行を計画する際は、事前にかかりつけの産婦人科医へ相談し、そのときの体調を最優先にしましょう。

 

特に吐き気や嘔吐などの症状が強いときは無理をせず、体調によっては予定を変更したり、旅行を見合わせたりすることも大切。旅行する場合は、移動時間やスケジュールに余裕を持ち、旅先で受診できる産婦人科などの医療機関をあらかじめ確認しておくと安心です。

 

家族や身近な人が「自分のときは大丈夫だったから」と判断するのではなく、妊婦さん本人の体調や気持ちを尊重し、無理のない過ごし方を一緒に考えていきたいですね。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:関根直子(助産師)

著者:佐藤エミ/30代女性。2021年生まれ、2025年生まれの娘2人と夫の4人家族。作業療法士として医療現場で7年間勤務後、出産を機に退職。現在は在宅で仕事に取り組んでいる。

イラスト:あさうえさい

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

 

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