寝かしつけに苦労する私に、義父が…
当時、特に苦労していたのが寝かしつけです。生後2カ月だった娘は、抱っこしてもなかなか寝てくれない子だったのです。
もともと夜間は夫婦交代制で対応しようと決めていて、夫は隣の部屋で仮眠中。夜22時、おむつ交換や授乳を試しても泣き続ける娘を抱いて私が途方に暮れていると、仕事から帰宅した義父が突然「ちょっと貸してみなさい」と部屋に入ってきたのです。疲れ切っていた私は驚きつつも言われるがままに娘を預けました。すると義父は「この子の表情をよく見なさい! どうしてほしいかなんてすぐにわかるだろう!」と言うと、抱っこで揺れ始めます。そして少しすると娘はあっさり寝てしまったのです。
義父は「ほら、表情を見たら寝かしつけなんて簡単だ。よく見てやらないからわからないんだよ。そんなんじゃ母親失格なんじゃないか?」と言って部屋を出ていきました。義父の言葉はとてもショックでしたが、実際に目の前ですんなり静かになった娘に、私は何も言い返せず、ただひとりで呆然としてしまいます。しかし数分で娘は目を覚ましてしまい、また泣き始めたのです。
これ以上は限界だと感じた私は、泣く娘を抱え、隣の部屋で仮眠していた夫に交代を頼み、先ほどの出来事を相談しました。夫は娘の抱っこを代わり、あやしながらすぐに義父のもとへ向かうと「産後の不安定な時期になんてこと言うんだ!」と怒ってくれたのです。義父は「俺が抱っこしてやったらすぐ寝たぞ。それにお前のときは寝ないなんてことなかったんだ。新米が文句言うんじゃねぇ。やり方が悪いんだ!」と不機嫌に反論。
その様子に夫が「お父さんが出て行ったあとすぐ起きたんだよ。結局、寝かしつけられてなかったってことだよ。たまたま少し寝ただけで、やり方の問題だって決めつけないでくれ」と言い返してくれました。この騒がしさに義母が来ると、事情を私に聞いてくれ、みるみる怒りの表情に変わっていきます。「息子のときと一緒にしないの!赤ちゃんには個性があるのよ。息子はかなりよく寝るほうだっただけ。それに、寝てくれない夜だってあったけど、あなたはぐーすか寝てて気づかなかっただけじゃない。全部私ひとりでしてたのに、偉そうなこと言わないで!」と加勢! 私たちの知らない過去の事実を暴露され、ぐうの音も出ない義父。2人が味方になってくれて私は救われました。義父は2人にみっちり絞られ、それ以降、私たちの育児に口を出すことはなくなったのでした。
この一件で、赤ちゃんによって寝かしつけ方も違えば、同じ子でもその日によって寝てくれるとき、なかなか寝てくれないときがあるのだと改めて感じました。あの夜、義父の言葉に落ち込んでいた私にとって、状況をわかって味方になってくれた夫と義母の存在は本当に心強かったです。これからもひとりで抱え込まず、周囲と助け合いながら娘と向き合っていきたいと思います。
著者:二宮ユキ/20代・ライター。1歳の女の子を育てるママ。イヤイヤ期の娘に喜んで振り回される日々。娘と一緒に食べるおやつの時間が癒し。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)