お盆休みのデート中、彼がバッグや時計を車に移動し始めて…?
これは数年前、当時お付き合いしていた一人暮らしの彼の家に遊びに行ったときの話です。
季節はお盆時期。久しぶりに彼の家でまったり過ごそうと思っていたのですが、部屋に入るとなぜか彼が大忙しで荷造りのような作業をしていました。
ブランドのバッグや大事にしている腕時計、趣味の小物などを次々とバッグに詰め込み、せっせと自分の車のトランクへ運んでいるのです。
私:「えっ、どうしたの? どっか出かけるの?」
彼:「あ、明日ね、遠方に住んでいる兄夫婦がうちに来るんだよ……」
旅行に行くわけでもないのに、なぜ大事なものをわざわざ車に移動するのか? 不審に思った私が理由を尋ねると、彼の口から驚愕の事実が明かされたのです。

親族から「山賊」と呼ばれる義姉の恐ろしい実態
彼いわく、お兄さんのお嫁さん(義姉)は、親族の間で密かに「山賊」と呼ばれているのだそう。
その理由は、親族の家を訪れるたびに見境なく色々なものを「これ欲しい〜!」と強引にねだり、周囲が断りきれないまま持ち帰ってしまうから……!
義姉:「わ〜、東京は素敵なものがいっぱいあるんだね〜♡ 私も欲しいな。もらっていっていい?」
悪気はなさそうに見えるものの、相手が困っていてもお構いなしに、目についたものを次々と欲しがるのだとか。
家電まで狙われる!?被害はとどまるところを知らず…
私:「えぇ…本当に(笑)? でも、持って帰るって言っても、小物とかちょっとしたものだけでしょ?」
半信半疑の私に、彼は遠い目をして語り始めました。
彼:「いや、最初は冷蔵庫に入っている高級な食材とか、クローゼットの中のTシャツやタオルを欲しがる程度だったんだよ。それくらいならまだ可愛い方だったんだけど……」
私:「……だけど?」
彼:「過去には、部屋に置いてあった空気清浄機まで『これ使ってないんじゃない? 欲しいな』って迫られて。兄も止めてくれず、結局持って帰られてしまったからね」
なんと、雑貨や衣類にとどまらず、持ち帰りづらそうな大きめの「家電製品」まで狙われる始末!
私:「……でも、嫌なら断ればいいんじゃない?」
彼:「それができたらいいんだけど、昔から兄には頭が上がらなくてさ。断ろうとしても、義姉に甘い兄から『それくらいいいだろ、大目に見てよ』って言われると、強く言い返せないんだよ」
どうやら彼は、昔から兄に対して強く出られない様子。義姉の図々しさもさることながら、それを止めるどころか加勢する兄の態度にも、私はモヤモヤしてしまいました。
図々しい義姉への「防衛策」は徹底した隠蔽工作!?
断れないなら、「最初から見せない・家に置かない」を徹底するしかない——!
彼が編み出した究極の対策こそが、兄夫婦が来る前日に「持っていかれたくない大事なものをすべて車のトランクに隠す」という徹底的な自衛策だったのです。
私はその日のうちに帰宅しましたが、後日、彼から当日の様子を聞きました。
翌日、すっかり生活感(と魅力的な物)が消え失せた彼の部屋にやってきた義姉。どこを見渡しても欲しがりそうなものが見当たらず、少し物足りなさそうな様子だったそうです。
本来なら、欲しがられても「ダメなものはダメ」と伝え、兄夫婦にもきちんと理解してもらう必要があるのでしょう。でも、身内だからこそ強く言えず、関係を壊したくないと悩んでしまうこともありますよね。
波風を立てないためとはいえ、大切なものをわざわざ隠さなければならない彼の姿に、なんだか複雑な気持ちになった出来事でした。
※AI生成画像を使用しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。