将来の話からまさかの大喧嘩に
その日はいつものように2人で出かけていました。
長く付き合っていたこともあり、自然とこれからのことが話題にあがりました。ところが、話しているうちに少しずつ意見が食い違い、お互いに感情的になってしまったのです。
普段なら流せるようなひと言にもイライラしてしまい、言い返してはまた言い返される状態に。ついに我慢できなくなった私は、涙をこらえながら言いました。
「もう帰る!」
これ以上話しても喧嘩がひどくなるだけだと思い、そのまま彼に背を向けて歩き出そうとしました。
すると後ろから、「ちょっと待って!」と呼び止められたのです。まだ何か言い返してくるつもりなのかと思い、私は少しムッとしながら振り返ったのですが……。
振り返ると彼の手には…
ところが、そこにいた彼は先ほどまでとは少し様子が違いました。焦ったような表情でポケットに手を入れると、小さな箱を取り出したのです。
そして、「本当はもっといい雰囲気で渡したかったんだけど……結婚してください」と、まさかのプロポーズ。
どうやら彼は、この日のデート中にプロポーズするつもりだったようです。ところが喧嘩になり、私がそのまま帰ろうとしたため、慌てて引き止めたのでした。
彼の様子に驚いたものの、怒っていた気持ちが一気に吹き飛び、気づけば涙があふれていました。
「お願いします」
そう返事をすると、彼もようやくホッとしたような顔をしていました。後日、彼とは「あのまま帰っていたら、プロポーズできなかったね」と笑いながら振り返りました。
あの日以来、感情的になったときほど、互いにいったん落ち着いて話すことを意識するように。言いたいことがあるときも、相手を傷つけない伝え方を心がけたいと思っています。
著者:田中まさこ/20代女性・2児の母。趣味は推し活。普段は、会社員として勤務しています。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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