泊まりたがる義母に息子が放ったひと言
遠方に住む義母は、連休や親戚の集まりのたびに、わが家へ泊まりに来ることが何度かありました。
義母は「孫たちに会えるのが楽しみなの」と言ってくれていて、私も最初のころはうれしく思っていました。しかし、泊まりに来るたびに食事の準備や片付けはほとんど私任せ。義母は「お客さんだから甘えちゃおうかな」と冗談のように言い、食後もゆっくりテレビを見ていることが多くなっていきました。
さらに帰る前には、「次はもう少し長く泊まろうかな」「子どもたちの相手もお願いね」と笑って言われることもあり、私は少しずつ負担を感じるようになっていました。
ある日、また親戚が集まったときのことです。次の連休の話になると、義母が笑いながら「今回も泊まらせてね。何もしなくていいし、居心地がいいのよ」と言いました。
また泊まりに来るのかと思うと、「え、うそでしょ…」と心の中でため息が出ました。
すると、小学1年生の息子が不思議そうな顔で口を開いたのです。
「え、でも! ママ、いつも大変そうだよ! ばあばは居心地がいいの?」
その場が一瞬、静まり返りました。
私は慌てて「そんなこと言わなくていいよ」と息子を止めようとしました。しかし息子はきょとんとした顔で、「え、だってママ、ばあばが帰ったあと、いつもぐったりしてるよ。この前もソファで寝てたじゃん」と続けたのです。
義母は少し赤面しながら驚いた顔をして、「そうだったの? 私、甘えすぎていたかもしれないね」とぽつりと言いました。
それから義母が泊まりに来るときは、食事の準備や片付けを手伝ってくれるようになりました。以前のように、私ひとりに負担が偏ることは少なくなったのです。
子どもは、大人が思っている以上に親の様子をよく見ているのだと感じました。息子に悪気はなく、ただ見たままを話しただけでしたが、結果的に義母に気づいてもらうきっかけになりました。
我慢し続けるのではなく、負担に感じていることは早めに伝えることも大切なのだと、今回の出来事で学びました。
著者:田中咲子/40代女性/子どもの成長を見守りながら、家族との時間を大切にしています。趣味は料理と読書です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています
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