ナプキンを取り出したはずが…
その日は朝からバタバタしていました。家を出ようとしたタイミングで生理が始まったため、急いで身支度を整え、いつもナプキンを入れているポーチを鞄へ。
念のため中もちらっと確認しました。個包装されたものが何枚か入っているのが見えたので、「ちゃんと入ってる」とひと安心。ただ、時間がなく、ひとつひとつ手に取って確かめることまではしませんでした。
しばらくして、仕事の休憩中にトイレへ。
「そろそろ替えておこう」と思い、ポーチから1枚取り出したのですが、手にした瞬間、なんだか違和感がありました。
「……あれ? なんか薄い?」
よく見てみると、それはナプキンではありません。入っていたのは、蒸気で目元を温めるタイプの使い捨てアイマスクだったのです。
母とおそろいのポーチだった!
そこでようやく、間違えた理由に気づきました。
実はそのポーチは、母とおそろいで購入したもの。私はナプキン入れとして、母は旅行用品を入れるポーチとして使っていました。
あとから知ったのですが、母は翌日から旅行へ行く予定で、アイマスクを入れたポーチを準備していたそう。朝の私はバタバタしていたため、そこに置いてあった母のポーチを自分のものだと思い込んで鞄に入れてしまったのです。
さらに、個包装された状態では大きさや形が少し似ていたこともあり、中をちらっと見ただけではまったく気づきませんでした。
改めてアイマスクを眺めると、「確かにちょっと似ているかも……」と思えてきて、自分でもなんだかおかしくなってしまいました。
とはいえ、そのときは笑っている場合ではありません。幸い職場の近くにコンビニがあったため、休憩中に急いでナプキンを買いに行き、なんとか事なきを得ました。
帰宅後、母にその日の出来事を話すと大笑い。私も「確認したつもりだったんだけどね」と笑うしかありませんでした。
それ以来、生理用品を持ち歩くときは、急いでいても中身をきちんと確認するようになりました。今では笑い話ですが、忘れられない出来事です。
著者:石川あやこ/30代女性・普段はパート、スキマ時間には在宅ワークに勤しむアラサー女です。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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