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同級生「婚約者、奪ってごめんw 結婚式に招待するね♡」私「楽しみ~!」→分厚いご祝儀袋を開けた彼女が真っ青に

私の婚約者は、地元の有名企業を辞め、経営コンサルタントとして独立したばかり。それを聞きつけたらしい私の同級生が、「私、起業を考えてるの!」「あなたの婚約者さんに相談に乗ってもらいたいんだけど……」と連絡してきたのです。

詳しく事情を聞いてみると、「会社、ブラック過ぎて辞めちゃったんだよね~」「何が向いてるのかもまだわかんないけど、でももう雇われは嫌だな~って思って!」と、まだまだざっくりとした様子の彼女。

 

「素人が一人で考えるより、最初からプロに相談して的確なアドバイスをもらったほうが近道だよね?」と言われ、まだ方向性も定まっていない彼女を婚約者に引き合わせて大丈夫かな……と不安な気持ちを抱えながらも、私は同級生に婚約者を紹介したのですが……?

ビジネスパートナー

1週間後、同級生の起業相談の日――。

 

どうやら、彼と同級生は仕事の話をしているうちに意気投合したようでした。

 

「これから週1で相談に乗ることになったし、ビジネスパートナーになることになったから!」「お前の友だちだし、特別価格で引き受けることにしたよ」と彼から言われ、私はびっくり。友だちだからって贔屓なんてしなくていいのに……とモヤモヤしました。

 

それからというもの、彼と同級生は週1で起業相談として会う関係に。彼は「ビジネスパートナーとしての親睦を深めるためだ!」と言って、彼女とごはんを食べてくるようになりました。

 

そして、同級生は同級生で、週1の起業相談時以外にも彼を呼び出すように。それも、私と彼のデートの日を見計らったように、タイミングよく彼に連絡を入れてくるのです。

 

 

 

起業相談開始から3カ月後――。

 

その日もまた、同級生は私の婚約者を急に呼び出していました。そのあとで、「ごめんね~?」と電話をかけてきたので、私は2人の関係を問いただすことに。

 

このところの彼は、私とのデートを何度もキャンセルしては彼女のもとへ向かい、問いかけてもはぐらかすばかりだったのです。私はそんな彼への気持ちが、いつしか冷めきってしまっていました。

 

「2人がただのビジネスパートナーじゃないってこと、私、気づいてるんだけど」と切り出すと、「じゃあ話が早いわ!」と悪びれる様子もない同級生。

 

「早速だけど、彼と別れてくれない?」
「あんたが気づいたとおり、私と彼は付き合ってるの。ビジネスパートナーから本当のパートナーになるから、あんたはもう身を引いてくれる?」

 

「3カ月も相談に乗ってもらってまだ事業も決まらないうえ、2人して私を裏切るなんてね……」「それじゃあどうぞお幸せに」とだけ言って、私はあっさりと彼との婚約を解消したのでした。

 

 

結婚式の招待状

それから2カ月後――。

 

「ねぇねぇ、私たちの結婚式の招待状、受け取ってくれた?」と、例の同級生から連絡が。略奪した相手である私に招待状を送るなんて、なんて非常識なのだろう……と思いながらも「本当に結婚するんだね……」とだけ返事をしました。

 

「婚約者、奪ってほんとにごめんw でも私たちほんとラブラブなの♡」

「あんたも結婚式に招待したからw きっと私たちを見たら吹っ切れるわよ」

 

浮かれる彼女に私は返しました。

 

「楽しみすぎる!」

 

私が快諾したためか、彼女は「は?」と、少々拍子抜けしたようでした。そして、私はご祝儀を分厚く分厚くするために、結婚式までにある準備を進めることにしたのです……。

 

 

 

分厚い祝儀袋の中身

そして、結婚式当日――。

 

結婚式が終わったあと、新婦である同級生から電話がかかってきました。

 

「みんなの前で略奪暴露でもするかと思って警戒してたんだけど、普通に祝ってくれるなんてね~!」「ご祝儀も分厚いし、あんた結構いいやつじゃない!」と、ご機嫌な様子。そんな彼女に私は落ち着いて伝えました。

 

「そりゃ、気合い入れて用意したもの」

「ぜひ2人で開けてみてね」

「彼が私との婚約中に作った借金の書類のコピー、全部入れておいたから!」

 

実は、元婚約者の経営コンサルタント業は大赤字。収入がないうえに、付き合いや飲み会では見栄を張って全員分払い、火の車になっていたのです。そして、困った彼は「必ず返すから」と私に泣きつき、私は自分名義でまで借金をすることになったのです……。

 

彼と結婚するつもりでいた私は、そのお金を彼に用立てていました。ただし渡す際には必ず借用書を書かせていたので、婚約破棄してから返済を要求しましたが、彼は私の連絡をすべて無視して、踏み倒そうとしていたのです。

 

「ご祝儀って2人の新生活の門出をお祝いするものでしょ?」

「だから、私なりに考えて、これからの結婚生活に役立つものを詰め込んだの」

「彼の仕事がどんなものか、そして彼がどんな人か……よく知っておいてほしかったから!」

 

その後――。

 

 

同級生が彼を問い詰めたところ、さらなる借金が発覚。事情を知った彼の両親が、私が彼のために借金して立て替えていた分を返してくれました。普段は温厚なご両親ですが、「借金を全部返し終わるまで、息子と新しい奥さんにはうちの敷居は跨がせない」と大激怒していましたが……。

 

まとまったお金を取り戻した私は、仕事の長期休暇を利用して海外旅行へ。今回大変な思いをしたけれど、異国の地に来たことで、世界の広さを実感。おかげで元彼への未練はなくなりました。休暇を終えて帰国した今は、前を向いて仕事に励んでいます。

 

◇ ◇ ◇

 

信頼していた相手の裏切りは、目の前が真っ暗になるほどつらいものですよね。本性はなかなか見抜けないものですが、約束を形に残しておく小さな備えが、後になって自分を守ってくれることもあるのでしょう。理不尽な相手に怒りをぶつけるより、静かに距離を取るほうが、前を向く近道になることもあるのかもしれません。情や付き合いの長さに流されず、自分の心が穏やかでいられる場所をどこに置くか。ふと立ち止まって考えさせられますね。

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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