ポケットからポロッ!
当時の私はとても引っ込み思案で、生理用ポーチを持ってトイレへ行くことにも抵抗がありました。
そのため、ナプキンは服のポケットに入れて持ち歩くように。周囲に気づかれずに済むので、自分では安心していたのです。
ところがある日、席から急いで立ち上がった瞬間、何かが床にポロッ。見ると、ポケットに入れていたナプキンでした。
幸いすぐに気づいたため、誰にも気づかれずに拾うことができました。しかし、「また落としたらどうしよう」と不安になった私は、別の方法を考えることに。
そこで思いついたのが、腹巻きにナプキンを挟んでおくことでした。ポケットより落ちにくそうだと思い、それからはトイレへ行くときに腹巻きの上部にこっそり挟むようになったのです。
「これ、誰の~?」男性社員の手には…
そんなある日のこと。仕事をしていると、少し離れたところから男性社員の声が聞こえてきました。
「これ、誰の~?」
何だろうと思って見ると、その手にはナプキンが。嫌な予感がした私は、何も言わず急いでトイレへ向かいました。
確認すると、腹巻きに挟んでいたはずのナプキンがありません。そこで、男性社員が拾ったものが自分のナプキンだったと気づいたのです。しかし、当時の私は恥ずかしさが勝ってしまい、結局名乗り出ることができませんでした。
周囲に見られないよう隠していたはずなのに、結果的にはかえって目立つことになってしまいました……。
当時は必要以上に周囲の目を気にしていましたが、この出来事をきっかけに、隠そうとしすぎると、かえって困ったことになる場合もあるのだと実感しました。年を重ねたことによる変化もあるのかもしれませんが、今では、生理用品をポーチに入れて持ち歩くことに抵抗はありません。
著者:小林由香/40代女性・高校生の息子の母。パート勤務。昔は引っ込み思案の恥ずかしがり屋でした。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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