「うちでは対応できない」と言われて
親知らずの周辺の腫れや痛みに気付き、知り合いから紹介された歯科医院を訪れました。
薬を塗ってもらうか、その日のうちに親知らずを抜いてもらえば、1週間ほどで腫れも引くだろうと軽く考えていました。
ところが、エックス線撮影を終えると、担当の歯科医は写真を見ながら考え込みました。そして、困ったような表情で「これは、うちでは対応できないな……」とつぶやいたのです。
しばらくして歯科医は神妙な面持ちで「大きな病院への紹介状を書きます。詳しく検査してもらってください。手術が必要になる可能性もあります」と説明しました。
予想もしなかった言葉に、私は一気に不安になりました。
親知らず以外の異常が見つかる
紹介先の病院を受診すると、さらに詳しく調べるため、MRI検査を受けることになりました。「親知らずの腫れや痛みなのに、なぜMRIまで撮るのだろう」と、私の頭の中は疑問でいっぱいでした。
詳しい検査の結果、医師からは、あごの関節周辺に異常があり、早めに手術を受ける必要があると説明されました。手術の内容や同意書について説明を受け、万一に備えて家族にも連絡するよう言われたため、私は遠く離れた実家の母へ電話をかけました。
驚いた母は、翌日には私のもとへ駆け付けてくれました。
担当の歯科医からは、4〜5年前に追突事故に遭った際、あごの関節を痛めていた可能性があり、それが今回見つかったあごの関節周辺の異常に影響しているかもしれないと説明されました。
当時は首のけがの治療を優先していたため、私はあごの痛みや違和感に気付いていませんでした。また、当時受診した病院でも、あごについて特に指摘はありませんでした。
あごの手術を受けることに
担当医から説明を受け、私はあごの骨を切って位置を調整する手術を受けることになりました。
親知らずを診てもらうために歯科医院を訪れただけだったため、まさかこれほど大がかりな治療になるとは思ってもいませんでした。
突然手術が決まり不安もありましたが、母が駆け付けてくれたことが心強く感じられました。
まとめ
親知らず周辺の腫れや痛みをきっかけに受診したことで、自覚していなかったあごの異常が見つかりました。突然手術の話を告げられたときの驚きは今も忘れられませんが、この経験から、気になる症状があれば医療機関で確かめることの大切さを実感しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:畠山一朗先生(東京新橋歯科口腔外科 院長)
著者:藤﨑優織/30代女性・会社員
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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