ある朝、起きたら口腔内に謎の痛みが!
いつものように朝起きて軽く伸びをしながらあくびをしたら、あれ? なんだか口の奥に痛み。きちんと歯を磨いてケアしてきたのに、まさか虫歯!と思ってがっかりしました。けれど放っておいても悪化するばかりと思って、早速歯医者さんに予約を入れて受診しました。
ところが私の予想に反して歯は健康そのもの、虫歯はまったくないという診断でした。では、この痛みはなんだろうとちょっと気になりましたが、寝違いのようなものなのかなと思い、まずは虫歯でなかったことに安心しました。
けれど、何日たってもその痛みは取れるどころか日に日に痛くなり、1カ月後くらいには笑ったり、口を開けて食事をしたりするときに、口を開けるだけでも痛みを感じてつらい状態になってしまったのです。
痛みの原因は歯ではなく、あごにあった!?
ただただ我慢して痛みをやり過ごしながらもなんとか日常生活を送っていたのですが、ある日朝ごはんを食べていたら向かいに座っていた夫が「あれ? 今日顔がおかしくない?」と言ってきました。顔がおかしいとは何事? 失礼ね……と憤慨しつつも鏡を見てみたら、たしかに痛むほうをかばっていたせいか、顔がゆがんでいるというか、左右均等でなくなっていました。
うわあ、これはもう痛みを放っておいたらまずいな……。この痛みはなんだろう、そしてどこを受診したらいいのかなと考えて、ネット検索をしてみることに。そうしたら意外にも同じような口腔内の痛みを感じる女性たちが増えていることがわかりました。
そしてネットを見た感じでは、痛みの原因は歯ではなくあごにあり、いわゆる顎関節症かもしれないと見当をつけました。
顎関節症専門治療院で痛みを克服
いくつかネットサーフィンをする中で気になった顎関節症専門治療院を訪れることにしました。初診では顔の正面、横顔のX線検査をしました。これにより、鼻の位置と耳のラインが左右でズレていることがわかりました。そして、鎖骨の位置も左右でズレがあって、これらのバランスのズレを全体で補っていたことがわかり、これらのズレの調整をしていくことで顎関節の痛みが消えるという診断でした。
先生のお話によると、顎関節症は歯のかみ合わせが原因になることもあるそうで、歯ぎしりが癖になっている人は長年の歯ぎしりで歯が磨耗して、骨格のバランスが崩れ、全体的な体のバランスが崩れやすいのだそうです。崩れた状態のバランスを保とうとして、年齢を重ねるごとに肩凝りや首凝りにまでつながってしまい、バランスの崩れが体で支え切れなくなると、ついに顎にまで影響が出てくるのだそうです。私の場合はまさにこれに当たるだろうということでした。
実際の治療は正直何をどうされているのかわからないのですが、先生が軽く手を当てて特殊な器具で体のあらゆるツボを刺激していくことで、骨格の調整をおこなっていきました。治療自体に痛みもなく1回の受診で痛みは和らぎました。その後1週間に1度、20分程度の治療を2カ月ほどおこなったことで、うまく開かなくなっていた私の口は改善し、以前のように明るく笑えるようになりました。
まとめ
ある日口腔内を襲った謎の痛みの正体は、まさかの顎関節症でした。そして、専門治療院で顎関節症のための適切な治療を受けることで痛みを克服。以前と同じように笑ったり、おしゃべりを楽しんだりすることができるようになりよかったです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:春山 サチコ/40代会社員。2人の男の子のママ。ちょっと遅めの出産だったので、周りより高齢。年齢を隠して若作りを心がけているけれど肉体年齢はごまかせないのか、とにかく体の凝りがひどい。
イラスト/きびのあやとら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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