共働きとはいえ、湯水のようにお金を使っていいわけがありません。家計は私が管理し、夫には毎月決まった額のお小遣いを渡していました。それにもかかわらず、お小遣いを超える金額をクレジットカードで使う夫に、モヤモヤしていました。
そんなある日、クレジットカードの利用明細を確認すると、高級ブランド品の購入履歴が……。さらに、ホテルに宿泊した形跡まであり、不倫の気配がぷんぷんします。一度カマをかけてみたものの、そのときはうまくごまかされてしまいました。
不倫を否定していた夫。そこへ現れたのは…
私は何度か不倫を追及しましたが、夫は「妄想がすぎる」と鼻で笑ってきました。なかなか証拠をつかめずにいたのですが、ようやく尻尾を出してきて……。夫ではなく、“不倫相手が”ですけれど。
なんと、夫の不倫相手だという若い女性が家に乗り込んできて、離婚を要求してきたのです。あれほど「不倫なんてしていない」と突っぱねていたのに……。夫はとうとう観念し、不倫を白状しました。
「年下の彼女が妊娠した」
「悪いけどお前は出てって」
このマンションは、貯金と祖父母から受け継いだ遺産を元手に、私が独身時代に購入し、ローンも結婚前に完済しています。意味不明な夫の発言に、私は困惑。
「は? 出ていくのはあなたでしょ?」
夫は私を追い出し、このマンションで不倫相手と暮らすつもりだったようですが、私は当然拒否。すると、不倫相手は夫の荷物をまとめ、そのまま自分の家へ持ち帰っていきました。
「離婚したくない」突然態度を変えた夫
夫は、共有財産がどういうものかよく理解していなかったらしく……。独身時代に購入したものは、基本的に財産分与の対象外であることを初めて知ったようです。私たちの結婚生活は2年ほどなので、それほど多くの貯金もありません。そして、夫は不倫の慰謝料についても考えていなかったようです。
子どもができたのに慰謝料を支払うなんて無理だと、夫は逆ギレ。ですが、そんなことは私には関係ありません。家を出ていかなければならなくなったのは、彼自身の不貞が原因です。夫があまりにもごねるので、弁護士を入れて話し合うことに決めました。
ところが数日後、夫はなんと、離婚したくないと言い出しました。私と離婚することに不安を覚えたのだとか……。実は、不倫相手のおなかの子が、自分の子どもではないかもしれないというのです。これ以上あまり関わりたくないと思い、そこから先は話を聞くのをやめました。
今さら後悔しても遅い…私が選んだ道
自分が悪かったと反省している様子の夫ですが、結局はこれまでの生活に戻りたいだけのよう。収入は私のほうが上なので、夫婦2人で送っていた余裕のある暮らしに戻りたいというわけです。
しかも今になって、「お前の本当の良さに気づいた」と言うからびっくり。私としては、これまで何度も夫に改善を求めてきましたが、彼は聞く耳を持たず、挙げ句の果てには不倫まで……。こんな救いようのない男を、もう二度と支えるつもりはありません。
私はあくまで離婚を望み、夫と不倫相手の2人に慰謝料を請求しました。今はまだ恋愛に前向きにはなれませんが、いつかお互いを高め合えるような相手に出会えたらいいなと思っています。
◇ ◇ ◇
不倫という形で妻を裏切ったうえ、自分の都合で家から追い出そうとし、離婚後の生活に不安を感じると、今度は「離婚したくない」と態度を変えた夫。これでは、妻が「もう支えられない」と感じるのも無理はありません。
一度失った信頼を取り戻すのは、簡単なことではありません。自分の都合で相手を振り回すのではなく、相手の気持ちや立場を尊重し、誠実に向き合うことが大切ですね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。