大事な発表会の日に始まった生理
中学2年生の冬、私は学校の合唱発表会に出演することになっていました。クラス全員で練習を重ね、ようやく迎えた本番の日。舞台に立つ緊張と期待で胸がいっぱいで、同時に朝から少しおなかが重いような違和感がありました。
それでも、「きっと緊張のせいだろう」と思い込んでいました。ところが、リハーサルの合間に体に違和感を覚え、トイレで確認すると生理が始まっていたのです。
いつもより早いタイミングだったため、私はナプキンを持っていませんでした。どうすればいいのかわからず、手が震えるほど焦ったことを覚えています。
制服を汚していないかも心配で、楽しみにしていた発表会どころではなくなってしまって……。
友だちが助けてくれて…
不安を隠しきれず、控え室で顔をこわばらせていた私に、同じ合唱パートの友だちが「どうしたの? 大丈夫?」と声をかけてくれました。
事情を伝えると、その子はすぐにポーチからナプキンを取り出し、「大丈夫だよ。一緒にトイレに行こう」と声をかけてくれたのです。そのやさしさにホッとして、涙が出そうになりました。
さらに、周囲の友だちもさりげなく気にかけてくれ、発表するときの立ち位置についても配慮してくれました。ひとりではどうすればいいかわからなかった私にとって、みんなの存在はとても心強かったです。
おかげで気持ちも少しずつ落ち着き、本番では友だちに支えられながら、無事に舞台を終えることができました。
ナプキンを常備するように
発表会の日の出来事をきっかけに、私は外出するとき、バッグに小さなポーチを入れるようになりました。中にはナプキンなどを入れ、突然生理が始まっても対応できるよう準備しています。
また、困ったときに人を頼ることへの抵抗が少なくなったのも、この経験があったからです。
当時の私は、生理について「恥ずかしい」「周りに知られたくない」という気持ちがありました。しかし、実際に困ったとき、友だちはからかったりせず、自然に手を差し伸べてくれました。
ひとりで不安を抱え込まず、困ったときには周囲に助けを求めてもいいのだと気づいた出来事でした。合唱発表会という大切な日に突然始まった生理は、当時の私にとって大きなトラブルでした。しかし、友だちのやさしさに助けられたことで無事に本番を終え、普段から備えておくことの大切さを学びました。
著者:中里涼子/30代女性・10年以上ライターとして活動。アメリカの大学への留学経験あり。女性の悩みなど多くのジャンルの記事を執筆。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
※AI生成画像を使用しています。
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