おもむろに立ち上がった彼は…
彼とは付き合って4年が経っていました。お互い結婚を意識していることは感じていましたが、彼からなかなかプロポーズがなく……。待ち続けて後悔するくらいなら、自分からプロポーズすることを決意しました。
私が予約したレストランで彼と食事を終えた後、「私と結婚してください」と逆プロポーズをすると……。彼は驚いた表情で数秒固まり、そのあと突然席を立ったのです! 私は、「もしかして嫌だった…?」と不安になりました。
彼はしばらくカバンの中を漁った後、私の前にひざまずきました。そして、小さな指輪の箱を取り出し……「本当は今日、僕からプロポーズする予定だったんだ」と照れながら話してくれました。
実は店員さんにも協力をお願いしていて、デザートのタイミングでプロポーズする計画を立てていたそう。しかし私が予定より先に逆プロポーズをしたため、彼の計画はすべて予定変更になってしまったのです。お互いに「同じ日に同じことを考えていたなんてすごいね」と笑い合い、私は改めて彼から「結婚してください」と言われ、「よろしくお願いします」と返事をしました。
◇ ◇ ◇ ◇
後日、その日に予約していたお店のスタッフさんからも「こんな偶然は初めて見ました」と祝福していただきました。待つだけではなく、自分の気持ちを素直に伝えたからこそできた思い出だったと思います。今でも、夫婦で「あの日はお互い先を越そうとしていたね」と笑い話になります。
著者:藤崎美咲/40代女性・会社員。休日はカフェ巡りや旅行が好きで、何気ない日常の思い出を写真に残すことが趣味。
イラスト:藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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