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保育園へ預けてすぐ呼び出し「手がパンパンに腫れてます!すぐ来て!」異常なかったのに!?受診の結果

いつもと変わらない暑い夏の日のことです。その日も普段通り当時4歳の子どもを保育園に預け、私は職場へ。しかし始業後しばらくして、保育園から私宛に電話が入りました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師松井 潔 先生
小児科 | 医療法人産育会 堀病院

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、医療法人産育会 堀病院にて新生児診療に従事。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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子どもの手がパンパンに!?

「何かあったのだろうか」と不安に思いながら急いで電話を取ると、保育園の先生から「お子様の手が、何もしていないのにひどく腫れています。急いでお迎えに来てください」との言葉が伝えられました。

 

私は状況を飲み込む間もなく、会社に早退を申し出て、電動自転車のアシストを最大限にして全力で保育園に向かいました。保育園に着くと、園長先生が子どもの右手の甲を見せてくれたのですが、なんとクリームパンのようにパンパンに腫れ上がっていたのです。

 

 

朝の登園時には全くなんともなかったのに、急にこんな状態になり、さらに保育園内でもけがをするような心当たりはないとのこと。園長先生から「これは大変な菌が入ってしまった可能性があります。すぐに皮膚科へ行ってください」と言われ、私も事態の深刻さを感じ、少しでも早く診てもらおうと急ぎました。

 

皮膚科はかなり遠く、しかもその道のりにはたくさんの坂道が待っていました。それでも子どものためならと、私は電動自転車を必死に漕ぎ、足を止めることなく向かいました。そしてようやく皮膚科にたどり着き、診察を受けた結果……。なんと、判明した原因はただの蚊でした。先生曰く、子どもは蚊に刺されて腫れやすい体質だっただけのようです。

 

 

「大したことないよ」と先生は笑いながら言ってくれましたが、私としては本当に肝が冷えた体験でした。その後、皮膚科で処方してもらった塗り薬を塗ると、すぐに腫れは引きました。ホッとしたものの、それからも子どもは外遊びをするたびに蚊に刺されやすく、手も足もいつもパンパンに腫れていました。

 

小学生になってもその体質は変わらず、公園で元気に遊んでは蚊に刺され、腕や足に蚊に刺され用のパッチをたくさん貼った状態で学校に通っていました。

 

 

この経験を通して、子どもの急な体の変化は、親にとって本当に心臓が止まりそうになるほど怖いものだと実感しました。今回は蚊が原因でしたが、同じような症状でも次回は別の原因である可能性もあります。子どもの体に急な異変を感じたときは、自己判断せずにすぐに医療機関を受診することの大切さを改めて感じました。迷ったらすぐに相談する姿勢を、これからも大切にしていきたいと思った出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

子どもが蚊に刺されると大人よりひどく腫れやすいのは、蚊の唾液成分に対するアレルギー反応が、子どもの方が強く出やすいためです。特に乳幼児期は、刺された直後から数時間のうちに広範囲に赤く腫れ上がることがあり、今回のようにパンパンに腫れることも珍しくありません。成長とともに蚊に刺される経験を重ねることで体が徐々に慣れていき、反応がやわらいでいくことが多いとされています。

 

虫刺されのおうちでのケアは、まず流水と石けんで洗い、保冷剤をタオルで包んで当てるなどして冷やすことが基本です。また、かゆみ止めの外用薬を使って掻きむしりを防ぐことも、爪を短く切っておくことも、とびひ予防につながります。また、汗は虫刺されを悪化させるため、こまめに拭き取るかシャワーで流すようにしましょう。市販薬を使う場合は対象年齢を確認し、不安があれば薬剤師に相談してくださいね。

 

ほとんどの虫刺されは数日〜1週間程度で自然によくなりますが、掻きむしってできた傷に細菌がつき、じゅくじゅくした部分が周りに広がっていく「とびひ(伝染性膿痂疹)」や、皮膚の深いところまで細菌感染が広がって、広い範囲が赤く腫れ上がる「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」など、治療が必要になるケースもあります。以下のような場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

 

・腫れがどんどん広がる、パンパンに硬く腫れて痛がる
・水ぶくれ・じゅくじゅく・膿が出てきた
・38℃以上の発熱やリンパ節の腫れをともなう
・掻き壊した部分が別の場所にも広がってきた
・まぶたや耳など、目が開けにくいほど腫れた
・市販薬でかゆみが抑えられず、夜眠れない

 

また、じんましん・嘔吐・息苦しさなど全身の症状が出た場合は、アナフィラキシーの可能性があるため、すぐに救急病院を受診してください。
 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修者:松井潔(小児科医)

著者:齋藤 杏珠/40代女性・主婦

19歳の子どもを持つ母。趣味は韓国ドラマを観ること。

 

作画:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

 

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