30代のころの「勝負服」で同窓会へ
同窓会への出席が決まった私は、友人たちに「変わらないね」と言ってもらいたいと思っていました。そこでクローゼットの奥から取り出したのが、30代のころに大枚をはたいて購入したインポート物のワンピースです。鮮やかなピンク色で、丈は膝上。当時は周囲からも好評で、私にとっては思い入れのある「勝負服」でした。
体型を維持できているという自信もあり、鏡の前で合わせたときには「まだ着られる」と感じました。髪も、当時流行していたハーフアップの巻き髪に整え、気合十分で会場へ向かったのです。
会場の鏡に映った姿に言葉を失う
しかし、ホテルの入り口にある大きな鏡に映った自分の姿を見た瞬間、私は言葉を失いました。
会場の明るい照明の下で見る自分は、記憶の中の姿とは大きく異なって見えたのです。ワンピースの鮮やかなピンク色によって、以前とは変化した肌の変化が、かえって目立っているように感じました。
膝上丈から見える脚にも年齢による変化が表れており、隠しきれない膝のたるみや筋張りが気になりました。さらに、バブル期の名残を感じさせる派手なデザインは、落ち着いた装いの友人たちの中で、自分だけが浮いているように見えたのです。
友人の「華やかね」という言葉に赤面
会場に入ると、友人たちは私の姿を見て一瞬、驚いたような表情を浮かべました。少し間を置いて「……華やかね」と声をかけてくれたのです。私はその言葉を素直に受け取ることができず、「服装に無理があると思われたのかもしれない」と感じ、顔から火が出るほど恥ずかしくなりました。
昔の服を着ることで、若さを保っている自分を見せたいと思っていました。しかし、そのときの私は、今の自分ではなく、過去の姿にこだわっているように見えたのではないかと思ったのです。すぐに着替えることもできず、その場で立ち尽くしてしまいました。
この経験を通して、ファッションの「旬」は流行だけでなく、自分自身の年齢や肌の状態にも関係しているのだと感じました。また、体型が大きく変わっていなくても、肌の色ツヤや顔立ちの印象は少しずつ変化しています。過去に似合っていた服が、今の自分にも同じように似合うとは限らないのだと気付かされました。
まとめ
それ以来、服を選ぶときは過去の自分に近づこうとするのではなく、今の年齢や雰囲気に合っているかを客観的に見るよう心がけています。今の自分を受け入れ、品の良さや清潔感を大切にした服を選ぶことが、自然な若々しさにつながるのだと身に染みて感じた出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:加藤美津子/50代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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