小さな町ならではの人間関係
私たち夫婦は共働きで、結婚後は夫の実家がある町に住み始めました。夫は南隣の町へ、私は北隣の町へ通勤しています。
この町はとても小さく、子どもたちは保育所から中学校までほぼ同じメンバーで過ごします。学年ごとの人数も少なく、各学年1クラスだけでした。
そのため、子ども同士だけでなく親同士の関係も長く続きます。私は子どもに「誰とでも仲良くすること」を伝えながら、自分自身もママ友との関係に気を配っていました。本音では苦手だった井戸端会議やグループLINEにも、子どものためと思って参加していました。
運動会のクラスTシャツに抱いた違和感
子どもが小学生になったころ、運動会を前に、あるママ友が「親の分のTシャツも作ろうよ!」と言い出しました。
しかし私は、その提案に少し違和感を覚えていました。運動会は子どもたちが主役の行事です。それなのに親が前面に出て盛り上がっているように見え、あまり共感できませんでした。
それでもその場で反対することはせず、その取り組みは何年か続いていきました。
保護者委員長として出した結論
私が学年保護者委員長を務めた年、運動会のクラスTシャツを今後も作るべきかどうか、子どもたちと保護者にアンケートを実施しました。その結果、クラスTシャツは作らないことになりました。
子どもたちからも、親が過度に関わることを好ましく思わないという声が上がったようです。一方で、これまでクラスTシャツ作りの中心になっていたママ友は、それ以来、私に対して距離を置くようになりました。
それでも私は、気の進まないクラスTシャツ作りに参加する必要がなくなり、気持ちがラクになりました。
まとめ
小さなコミュニティーでは、人間関係を円滑に保つために周囲に合わせる場面も少なくないと思います。今回、アンケートを通じて多くの人の意見を確認したことで、周囲に合わせるだけでなく、自分の考えを形にする方法もあるのだと感じました。全員に好かれることは難しくても、自分の気持ちを大切にしながら、人との関わり方を選んでよいのだと学んだ出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:鉾田美緒/40代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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