食器洗い中、足元で床を拭く義母
どうやら義母は、食器を洗う際に床へ飛んだ水しぶきを拭いているようでした。
床が濡れているのが気になるのはわかります。しかし、私はまだ食器を洗っている途中。終わってからまとめて拭けばいいのに……と、なんとも言えないモヤモヤを感じました。
それからも、私が食器を洗っていると、義母がたびたび足元の床を拭きに来るように。
あるときには、「床が濡れるとフローリングが傷むの。水しぶきが飛ばないように、もう少し丁寧にやって!」と言われました。
もちろん私もできるだけ水を飛ばさないよう気をつけていました。それでも、食器を洗っていれば多少の水しぶきは飛んでしまいます。
「終わってから私が拭くのに……」。そう思いながらも、同居している義母にはなかなか言い返せず、我慢する日々が続きました。
義姉が義母にはっきりひと言
その年のお盆休み、義兄家族がわが家へ帰省しました。みんなでバーベキューを楽しんだあと、義兄の奥さんである義姉が食器を洗ってくれることに。
すると義母は、義姉に対しても同じように、食器洗いの最中に足元の床を拭き始めました。
私はその光景を見ながら、「義姉はどう思っているのだろう」と気になっていました。
すると義姉は、義母にこう言ったのです。
「すみません、お義母さん。水をこぼしてしまいましたか? でも食器洗い中に足元にいられるとやりづらいので、今はやめてもらっていいですか? 私があとで拭きますから」
義母は少し驚いた様子で、「ああ……そう? 床が濡れるのが気になってね」と言い、その場を離れていきました。
ずっと言えずにいたことを義姉がはっきり伝えてくれたことに、私は胸がスッとしました。
その後、義姉に、私も義母の行動に悩んでいたことをこっそり打ち明けました。すると義姉は、「私は嫌なことは言っちゃう性格でさ! でも一緒に住んでいると言いにくいよね。他にもお義母さんに言いにくいことがあったら私に言って!」と笑ってくれました。
それ以降、義母が私の足元で床を拭くことはなくなったのでした。
同居しているからこそ、関係を悪くしたくないという気持ちもあり、自分ではなかなか言い出せずにいた私。しかし、義姉と義母のやりとりを見て、はっきり言えば伝わるのだと感じました。これからは我慢しすぎず、気になることはきちんと伝えていこうと思います。
著者:木内瞳/30代女性。結婚11年目。長男2016年生まれ、次男2020年生まれ。義両親と同居しながらフルタイムで勤務中。毎週末子どもたちと遊びに出かけるのが何よりも楽しみ。
イラスト:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)