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「通帳がない!」一緒に探しても見つからない…高齢者が「盗まれた」と訴えたときの対応【医師解説】

介護をしていると、「どうしてこんなことが起こるの?」と戸惑う場面に出合うことも。昨日まで普通にできていたことが急にできなくなったり、思いも寄らない行動に驚かされたり――。そんな日常の中で、介護者が悩んだり、思わず苦笑いしてしまったりする瞬間は少なくありません。そんな介護の現場で実際に多く聞かれる「あるある」なお悩みを、4コママンガ形式で紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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 しまった場所を忘れてしまう…

「通帳がない!」一緒に探しても見つからない…高齢者が「盗まれた」と訴えたときの対応【医師解説】

 

「通帳がない!」一緒に探しても見つからない…高齢者が「盗まれた」と訴えたときの対応【医師解説】

 

「通帳がない!」一緒に探しても見つからない…高齢者が「盗まれた」と訴えたときの対応【医師解説】

 

「通帳がない!」一緒に探しても見つからない…高齢者が「盗まれた」と訴えたときの対応【医師解説】

 

母が突然、「大事な通帳がないの!」と慌て始めました。私も一緒に引き出しやバッグの中を探しますが、なかなか見つかりません。

 

すると母はだんだん不安そうになり、「もしかして……盗まれたのかも」とひと言。ところが、ふと冷蔵庫を開けると、食品の横に通帳が置かれていました。驚く私に、母は真顔で「ここなら安全でしょ」。思わぬ場所からの発見に、私は言葉を失ってしまいました。

 

 

【医師からのアドバイス】

高齢者が通帳などの大切な物を思いがけない場所にしまったり、しまったこと自体を忘れて何度も探したりする背景には、加齢による物忘れだけでなく、認知機能の低下が関係している場合があります。認知症では、置き忘れやしまい忘れが増え、探し物が多くなることがあります。 本人にとっては「確かにここに置いたはずなのに、なくなった」という感覚があるため、「誰かに盗られた」と強く疑ってしまうこともあります。そのようなときに「自分でしまったんでしょう」「誰も盗っていない」と強く否定すると、不安や不信感がさらに強くなることがあります。まずは「見つからないと心配だよね」「一緒に探してみよう」と気持ちを受け止めながら対応することが大切です。厚生労働省の認知症支援資料でも、物盗られ妄想などでは、本人にとって「物がなくなった」という体験は現実であるため、まず訴えを受け止めることが勧められています。 通帳や財布、鍵などは置き場所をできるだけ決め、家族も一緒に確認できるようにしておくと、探し物による混乱を減らしやすくなります。大切な物を何度もなくす、「盗られた」という訴えが繰り返される、金銭管理など日常生活にも変化が見られる場合は、認知機能の変化が隠れている可能性もあります。気になるときは、かかりつけ医やもの忘れ外来、地域包括支援センターなどに相談しましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※一部、AI生成画像を使用しています。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 


シニアカレンダー編集部

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