騒音トラブルの真相は
当時住んでいたアパートで、ある昼下がり、下の階に住む女性が訪ねて来ました。
話を聞くと、「お子さんの走る足音がうるさい」とのこと。しかし、息子はまだ走れませんし、もちろん私や夫も部屋で走るようなことはありません。子どもが生まれてからは防音マットを敷き、音にはかなり気を配って生活していたため、言われた瞬間は頭が真っ白になりました。わが家の状況を伝えても納得してもらえず、不安と戸惑いで胸がいっぱいになったのを覚えています。
状況が変わったのは3日後です。今度は下の階の旦那さんが、一人で訪ねて来ました。また注意されると思って身構える私に、旦那さんは申し訳なさそうに事情を話してくれました。奥さんの体調がすぐれず心身のバランスを崩されており、音の感じ方が普段とは違っていたようだ、とのことでした。そして、奥さんに代わって深く頭を下げてくださったのです。
事情を知ったときは本当に驚きましたし、同時に理由がわかって、張りつめていた気持ちがほどけていくのを感じました。当時は、防音対策が足りなかったのかと自分を責めそうになりましたが、必ずしも自分たちの生活音だけが原因ではなかったのだとわかり、ホッとしました。予期せぬトラブルを通して、相手にも見えない事情があるかもしれないと考えることの大切さを学んだ出来事でした。
著者:武石真美/50代女性/22歳の息子と19歳の娘の母。趣味はダイヤモンドアート。K-POPが大好き
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
※AI生成画像を使用しています
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