

育休中にひげを伸ばすことに
結婚前から、「人生で一度はひげを伸ばしてみたい」と話していた夫。しかし夫の場合、形を整えられるくらいまで伸ばすには1カ月ほどかかり、途中にはどうしても無精ひげのように見える時期があるそうです。
週休2日制で働いている夫は、仕事があるため、なかなか長期間ひげを伸ばすことができません。また、毎日のひげ剃りも面倒に感じていたようで、「伸ばせないなら、いっそ脱毛しようかな」と、ひげ脱毛まで考え始めていました。
そんなころ、私の妊娠が判明。出産後、夫は1カ月間の育児休暇を取得してくれました。
「ひげを伸ばすなら今しかない」と思ったのでしょう。新生児だった息子にミルクを飲ませながら、夫が真剣な顔で言いました。
「俺、ひげを伸ばしてみようと思う」
育休期間を利用した、夫のひげ育成期間が始まったのです。
ひげ姿に見慣れてくると…
そこからまずは1週間、夫はひげ剃りをやめました。最初のころは青ひげが目立ち、私は見慣れない夫の姿に「本当に似合うのかな?」と少し心配に。
しかし、さらに伸びて無精ひげのようになってくると、次第に完成後の姿を想像できるようになりました。童顔の夫の顔にひげがあるのはややアンバランスに思えましたが、見慣れてくると、むしろそれがアクセントになっているような気がしてきたのです。
念願のアンカースタイルに
夫が目指していたのは、「アンカースタイル」というひげの形でした。一度ある程度までひげを伸ばしてから、不要な部分を剃り、形を整えていくそうです。
夫から事前に説明を聞いていたものの、日に日に長くなっていくひげを見ていると、「どこまで伸ばすんだろう」と少し不安になったことを覚えています。
じょりじょりしていたひげが、だんだんフサフサしてきたころ、ようやく夫がシェーバーを手にしました。
洗面所で1時間ほどかけて形を整えたあと、「どうかな……」と少し恥ずかしそうに出てきた夫。完成したアンカースタイルは想像以上によく似合っており、私は思わず「いいじゃん!」とうれしくなりました。
夫がコンプレックスに思っていた「大学生のような見た目」から、若々しさを残しつつ、大人の男性らしさを感じる印象に変わり、夫自身も大満足の様子でした。
日に日に濃くなっていく夫のひげを見ながら、「完成したらどんな姿になるんだろう」と心配になったこともありましたが、結果的にはよく似合っていて安心しました。
もともと夫の顔が好きな私にとって、これまでとは違う雰囲気の夫を見られたのも新鮮な経験です。長い夫婦生活の中では、たまには見た目をガラッと変えてみるのも、良い刺激になるのかもしれないと思った出来事でした。
著者:今西梨沙/30代女性・2023年、2024年に男児を出産。薬剤師資格保有。専門知識を生かして、健康や美容に関する記事を執筆している。サッカー観戦と料理が趣味。
作画:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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