私だけ別の列で映画鑑賞
すると義母から「みんなのチケットは、私のほうで取っておくわよ」 と、連絡が来たので、お言葉に甘えてお願いすることにしました。 ところが、映画館に着いてチケットを確認すると、義両親と夫、子どもたちは同じ列に並んでいるのに、なぜか私だけ違う列の端の席だったのです。 最初は「満席で、並びの席が取れなかったのかな?」と思いました。しかし、映画館は3分の1ほどしか埋まっておらず、空席が目立っていました。義両親や夫、子どもたちが座る列にも、まだ空席があります。
しかし、義母からは特に説明もなく、当然のように「じゃあ、ここね」とチケットを渡されました。
私だけ違う列の席に座り、ポップコーンやドリンクなど、みんなで楽しそうにシェアしている様子を見て「なんで私だけ……」という悲しい気持ちになりました。たかが映画の座席かもしれません。でも、「私はこの家族の中では家族の輪の外なんだ」と、目に見える形で線を引かれたように感じた出来事でした。
◇ ◇ ◇
帰宅後、夫に「私だけ席が離れていたの、ちょっと寂しかったな」と伝えました。すると夫は、私が気を利かせて自分から離れた席に座ったと思っていたようで、義母がチケットを取ったことも、そのとき初めて知った様子でした。夫は「気付かなくてごめん」と謝ってくれました。
それ以来、義実家との外出では無理に合わせすぎず、自分が心地よく過ごせる距離感を大切にするようになりました。
著者:江川葉月/30代・女性・主婦/4歳・7歳の兄妹を育てる母。在宅業務委託契約で子育てと家事に奮闘中。趣味は映画鑑賞。
イラスト:犬野ぽよ彦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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