フジコさんは、プロポーズの前にフジ夫さんに将来の夢を確認します。すると、「海外青年協力隊に行きたい」と言われびっくり。すぐに、フジコさんと離れ離れになることに気付いてその夢をあっさり諦めてくれたものの、フジコさんは「この人は、放っておいたらどこへ飛んでいくかわからない」と痛感。「家を出たいから、私と結婚しない?」とプロポーズを決行します。
フジコさんからの突然のプロポーズに、フジ夫さんは思わず……。
いきなり結婚の話は重すぎる…?












フジコさんに「私と結婚しない?」と言われたフジ夫さんは完全にフリーズ。
(そりゃそうか、二十代半ばの男にいきなり「結婚」は重すぎたか……)
でも。私は本気だ!
3年間、必死で貯めた350万円。
もし断られたら、このお金を元手に1人で実家を出る!
親と距離を置いて、自分の人生を取り戻す。覚悟だけは、本物だ!
ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン
……長い。沈黙が、長すぎる。
もう······、「ごめん」。そう言ってくれたほうが、前に進めるのに。
そんなことを思っていたら、フジ夫さんのフリーズが解除。バァァァン!!(……動いた)
「け、結婚!! うわぁ!! 考えたこともなかった!!え? 僕とだよね!? えっと……、一緒に住むって こと!?」
「あの家を出て、フジ夫さんと一緒に生きていきたいの」
(……フジコちゃん。本気なんだね。………………よし)
「結婚しよう! よくわからんけど、フジコちゃんと一緒ならおもしろそうだ!」
「か、軽っ!! 3分も考えてないけど!?」
「だって、 フジ子ちゃんがそこまで困っていて、僕と一緒にいたいって言ってくれたんだろ? 断る理由ないよね。本当に僕でいいのかなぁ……。物忘れがちょっと多いし······」
あとね。
「『絶対幸せにする』あれ、僕には言えない。そんな先のこと、わからないから」
未来の約束なんて、いらない。この人は、ウソをつかない。
「私、フジ夫さんに幸せにしてもらおうなんて思ってないよ。2人で幸せを見つけていきたい」
(なんなら、私が幸せにしてやるって思ってた!)
「じゃ、 よろしくね」
ギュッと手をつなぐフジコさんとフジ夫さん。
「それはそうとさ、結婚式とか派手なのは嫌だなぁ」
「私もそう思っていた! 家族だけでひっそりやりたいな……」
「そうだね」
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3年前から決意を固めていたフジコさんに対し、フジ夫さんにとっては「考えたこともなかった」結婚。いきなりのプロポーズにフリーズしてしまうのも、無理はありませんよね。それでもフジコさんの本気と切実な思いを丸ごと受け止め、「結婚しよう!」と決断する姿には胸が熱くなりました。
バブル期でありながら「『絶対幸せにする』なんて先のこと、わからないから言えない」と素直に言えてしまうフジ夫さん。このウソのつけなさこそ最高の誠実さですよね! そして「誰かに幸せにしてもらう」のではなく「2人で幸せを見つけたい(なんなら私が幸せにしてやる!)」と言えるフジコさんのかっこよさ。お互いをリスペクトし合うこの2人なら、きっと楽しく幸せを探しながらすてきな新生活を送れるはずだと確信できる、心が温まるお話でした!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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ナランフジコ
