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「ホテル会場なら映えますよ」そのひと言を信じて選んだドレス。結婚式で居場所をなくした私

結婚式では、招待客も装いに気を配って参列します。着慣れない衣装だけに、思わぬ失敗をしてしまうことも。この記事では、3人の女性が体験した、結婚式の装いにまつわる失敗や困りごとを紹介します。準備の参考にしてみてください。

 

会場で感じた、場の空気との違和感

結婚式 装いの失敗 イメージカット

 

大学2年生の春、私は友人の結婚式に招待されました。初めて出席するフォーマルな場に、期待と同時に少しの緊張を抱えていたのを覚えています。

 

結婚式にふさわしい服装がわからず、私は普段あまり行かないセレクトショップへ足を運びました。店員さんに相談すると、「ホテル会場なら明るめの色が映えますよ」とすすめられ、鮮やかなピンクのロングドレスを選びました。

 

鏡の前で見たそのドレスは華やかで、「特別な日にはぴったりかもしれない」と、当時の私は納得していました。

 

当日、式場に到着すると、周囲の参列者は落ち着いた色合いのドレスを身にまとっている方ばかりでした。その中で、自分の装いだけが不思議と目立っているように感じ、次第に居心地の悪さを覚えました。

 

友人から「きれいな色だね」と声をかけてもらったものの、場の雰囲気と自分の服装がかみ合っていない気がして、終始落ち着かないまま式が進んでいきました。

 

後日、式の写真を見返したとき、その違和感はよりはっきりしました。並んだ写真の中で、自分だけが浮いて見えたのです。

 

店員さんの助言は、あくまで善意だったと思います。それでも、「その場に合っているか」「自分がどう見えるか」を自分なりに考える視点が、当時は足りていなかったのだと感じました。

 

◇◇◇◇◇

 

この経験を通して、私は服選びに対する意識が変わりました。自分が「好き」だと思うことだけでなく、その場の雰囲気や周囲との調和も含めて考えるようになったのです。ファッションは自己表現であると同時に、場の空気を共有するための要素でもあることを学びました。

 

著者:植田夏樹/20代女性・無職

イラスト:おみき

 

着物の帯がきつく深呼吸もつらい

結婚式 装いの失敗 イメージカット

 

兄の結婚式で着物を着た私。実は、着付けの段階から少し苦しさを感じていました。帯を締める力が強く、深呼吸をするたび胸のあたりが押されるような感覚があったのですが、式が始まるころには慣れるだろうと考えていました。

 

披露宴ではワインやビール、豪華な料理が次々と運ばれ、つい楽しくてたくさん食べたり飲んだりしてしまいました。ところが、そのたびに帯の圧迫が強まり、おなかの周りがどんどん苦しくなり、途中で座っているのもつらくなるほどでした。

 

我慢できなくなりトイレへ行くと、おなかに帯の跡がくっきり残り、押された部分が赤紫色になっていて、内出血のように見えたことに驚きました。お祝いの場なのに心から楽しめなくなり、後半はそわそわした気持ちで過ごすことになりました。

 

◇◇◇◇◇

 

帯の締め付けが、ここまで自分の体に負担になるとは思わず、驚きました。「これくらいなら大丈夫」という初期の油断が、後悔につながると学びました。長時間にわたる結婚式を心からお祝いして楽しむためにも、無理をせず、着付けの時点で違和感を伝える大切さを実感した出来事でした。

 

著者:山田いちご/40代女性・会社員

イラスト:ほや助

 

 

「ガタガタ…」ヒールから異様な音

結婚式 装いの失敗 イメージカット

 

友人の結婚式に出席したときのことです。フォーマルなワンピースにヒールを合わせ、準備は万全だと思って会場へ向かいました。華やかな雰囲気に包まれたその日、まさか自分の足元でトラブルが起こるとは想像もしていませんでした。

 

結婚式が開かれるレストランに到着し、受付へ向かって歩いていたときのことです。突然、足元からいつもと違う音が聞こえてきました。ヒール特有の「カツカツ」という音ではなく、「ガタガタ」と不安定な響きです。

 

何が起きたのかと思い足元を見ると、ヒールのかかと部分の底が外れかけていました。歩くたびにぐらつき、周囲にも音が聞こえてしまいそうで、とてもそのまま歩き続けられる状態ではありません。式が始まる前とはいえ、焦りで頭の中が真っ白になったのを覚えています。

 

とりあえず、自分で何とか直せないか試してみました。しかし、うまく固定することができず、時間ばかりが過ぎていきます。「このままでは式が始まってしまう」と焦った私は、思い切ってスタッフの方に事情を説明しました。

 

すると「スタッフ用の黒いパンプスならあります」と言って貸してくださり、急きょその靴を履くことになりました。なんとか式には間に合いましたが、サイズが少し大きく、歩くたびに気を付けなければならない状態でした。

 

式の間はずっと足元が気になってしまいました。歩くたびに脱げないよう気を付けたり、立ち上がるときにバランスを崩さないよう注意したりと、思った以上に神経を使います。

 

周囲の人には「ちょっと緊張していて」とその場をごまかしましたが、実際には冷や汗が止まりませんでした。写真を撮る場面では、靴が写らないことを祈るような気持ちだったのを覚えています。

 

せっかくの華やかな席なのに、自分だけがどこか落ち着かず、少しバタバタしてしまいました。今思い出しても、少し恥ずかしくなる出来事です。

 

◇◇◇◇◇

 

この出来事をきっかけに、冠婚葬祭の場では実際に使う物の状態も確認しておくことが大切だと感じました。特に靴やバッグなどは、新しい物や久しぶりに使う物ほど事前に状態を見ておく必要があるのかもしれません。

 

それ以来、フォーマルな場に出席する前には、靴底やストラップを確認したり、替えのストッキングや小物をバッグに入れておいたりするようになりました。当時はかなり焦っていましたが、時間が経つにつれて、今では少し笑って思い出せる出来事になっています。

 

著者:上野香苗/30代女性・会社員

イラスト:マメ美

 

まとめ

結婚式ではどれだけ準備をしたつもりでも、思いがけない出来事が起こることがあります。服の色味や着付け、靴の状態など、当日になって初めて気付くこともあるようです。すぐには対処できないこともありますが、周囲の助けを借りたり、その場でできる対応を考えたりすることが安心につながると感じた3つのエピソードでした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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