仲良しの従妹の結婚式!ドレスも決め準備万端
私より5歳年下で30歳の従妹は、幼いころから毎週のように遊んでいた大の仲良し。そんな従妹の結婚式に招待され、私は自分のことのように幸せ気分でいっぱいでした。
友人の結婚式には4回参列したことがあり、今回の従妹の結婚式で5回目です。これまでに参列した式の雰囲気を思い返しながら、クローゼットで当日着る服を思案。「たしか、前回の友人の結婚式で着たドレスがあるはず……」と探していると、落ち着いたダークグリーンのワンピースとベージュのボレロが入った紙袋を発見。「そうだ、クリーニングに出したワンピースを、畳んでしまっていたんだ」と思い出し、そのまま紙袋ごと持っていくことにしました。
現在、地元から離れた場所で暮らしている私は、結婚式前日に実家へ帰り、翌日家族と一緒に式場へと向かう予定です。パンプスやネックレス、イヤリング、鞄も冠婚葬祭用のものをそろえ、荷造りをしました。今回は親戚として参列するので、服装で恥をかくわけにはいきません。
前日にワンピースを広げると…あれっ?短い!
実家に到着した私は、翌日の準備をするため、忘れ物がないか確認しながら荷解きをしました。そこで、ワンピースを出してハンガーにかけようとしたところ、ふと違和感を覚えます。「アレ? このワンピースってこんなに丈が短かったっけ?」と不安に思い、試着してみることに。鏡の前に立つと、スカートの裾は膝の上までしかなく、落ち着いた雰囲気とは程遠い印象です。
そのとき思い出しました。これを着たのは7年前の友人の結婚式。当時20代の私は、膝丈のワンピースも似合っていましたが、30代半ばを過ぎた今の自分には不釣り合いです。さらに追い打ちをかけたのは体型の変化。3年前に出産して以来、少しふくよかな体型に。ワンピースの背中にあるチャックを閉めると、おなか周りがパツパツです。ボレロを羽織っても隠せないほど、上半身が苦しそうに見えます。「しまった、試着していなかった……」と後悔の念に押しつぶされました。
最後の望みをかけて、一緒に参列する母に「このドレス明日着ようと思うけど、どうかな?」と聞いてみるも、「無理に決まっているでしょ! あなた何歳だと思っているの」とバッサリ。自分でも着ていけないとは思っていましたが、やはり他の人から見てもサイズやデザインが年齢に合っていないのは明らかだったのです。
膝丈は無理…閉店間際のモールへ駆け込む!
ドレスが膝丈だと気付いたのは、結婚式前日の夜。今からネットで注文しても、明日の午前中に始まる結婚式には間に合いません。また、親族も同じ結婚式に参列するので、借りるのは不可能でした。
そこで、閉店間際のショッピングモールに駆け込み、ドレス売り場に直行。サイズが合うワンピースから、年齢相応のデザインや色のものを探します。ただ、サイズが合うドレスは、色やデザインが好みとは違っていました。「このドレスにこの値段か……」と内心ため息をつきながらも、選択肢はありません。明日の式に着ていける服を確保することが第一です。閉店時間が迫る中、試着室と売り場を行き来し、なんとか妥協できる一着を見つけて購入しました。
まとめ
ドレスを購入するつもりはなかったので、想定外の大きな出費になりました。でも、とてもステキな結婚式で、従妹の幸せそうな顔が見られたのが何よりでした。一歩間違えば、従妹の顔に泥を塗ることになっていたかと思うとゾッとします。
冠婚葬祭で年齢相応の服装が大切なのはわかっていたつもりでしたが、自分自身の年齢や体型の変化をまったく意識できていなかったと痛感しました。安堵と疲労感が混じり合いながら、「次からは慌てないよう、必ず事前に試着をしてしっかり準備しよう」と誓いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松本裕美/30代女性・ライター。2023年生まれの女の子と夫の3人暮らしのママ。飲食業で働いていたが、出産を機にWEBライターに転職。夫は朝早くから夜遅くまで仕事なので、ワンオペ育児に奮闘中。子どもを寝かしつけた後の晩酌が毎日の楽しみ。
イラスト/さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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