なんだか老けて見えると言われ……

童顔のせいか、好きなデザインの服を着ると、20代のめいっ子とファッションが似通ってしまうのが悩みでした。そこで、大人っぽさを意識して、黒や地味な色を選ぶようにしていました。
でも、家族から「具合悪いの?」「なんだか老けて見えるんだけど……」と言われて、鏡を見てみると納得。黒い服が顔に影を作って、なんだか疲れて見えるしいつもより老けて見える気がしました。年齢を重ねたからといって、必ずしも落ち着いた色が似合うわけではないんですよね。その人それぞれに合う色やイメージがあることを改めて実感しました。
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これからは、無理に「大人っぽさ」にこだわらず、自分に似合う色やスタイルを探してみようと思います。新しい服を着るときには、メイクやアクセサリーでバランスを取ることも大事だとわかりましたし、少しずつ工夫を楽しんでいきたいと思います。次は、もっと自分らしいスタイルを見つけられるように挑戦してみます!
著者:宮本まみ/50代女性・主婦
イラスト/まげよ
機能性重視に早変わり

若いころは、明るい色の服や多少きつくても細身のズボンやデニムに合うヒールを購入していましたが、年齢を重ねるごとにラクなパーカーやウエストゴムのスカート、ストレッチの効いたズボンがメイン稼働するように。新しく買うものは、伸びる素材や暖かい素材など機能性を重視したものが増えていきました。
そんな中でもコーディネートの合わせやすさは一応考えていて、上はロゴ入りパーカーやTシャツ、下はウエストゴムの黒いズボンなどで着心地最優先し、何なら部屋着にもなるスタイルに。
急に知り合いや親戚に会う機会があると、慌てて引き出しをあさり、苦しいながら「それっぽく」まとめることに苦戦することも。若いころのように「オシャレは我慢」が貫けなくなりました。
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若いときは、オーバーサイズでダボっと着るのは「ラクだから」という理由ではなかったはずです。年齢を重ねるごとに「どれだけラクちんか」を重要視するようになりましたが、多少のドレスコードやお出かけ着が必要な機会もいつあるかわからないもの。常に1つは「コレ!」というコーディネートを持っておきたいし、持っておかなければならないと思っています。
著者:小林ゆうゆ/30代女性
子どもの予想外の反応に…

子育てが始まってからというもの、私のファッションは黒やグレーのTシャツにジーンズ、といった定番スタイルばかり。正直、もともとファッションは得意じゃなかったけれど、育児の忙しさにかまけて、ますます無頓着になっていました。
そんなある日、数年ぶりの義実家訪問が決まり、さすがにこれはまずいかも……と、久しぶりに新しい服を買うことに。お店で目に留まったのは、明るめの黄色の、裾がふんわりとしたシャツ。普段の自分からは想像もつかない色とデザインでしたが、思い切って試着室へ。
鏡に映った自分に少し戸惑いつつも、娘に見せたらどんな反応をするかな……と、ワクワクしながら家に帰りました。そして、そのシャツを着て娘の前に現れた瞬間、「ママ! それすごくかわいいよ!」と、目を輝かせて満面の笑みに。娘のテンションMAXの反応に、私も思わず笑顔がこぼれました。
そういえば、娘の前でこんなふうに明るい色の服を着たのって、いつぶりだろう……。娘がこんなに喜んでくれるなら、もっと早く着てあげればよかったと後悔。育児中はつい自分のことは後回しになりがちだけど、娘のうれしそうな顔を見て、ハッとさせられました。
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娘の喜ぶ姿が、私の中で何かを変えてくれた気がします。「忙しい」を言い訳に、おしゃれから逃げていましたが、これからは娘のためにも、そして自分のためにも、もう少しファッションを楽しんでみようかな、と思っています。
著者:水島桃子/30代女性・主婦
イラスト/マキノ
まとめ
加齢による顔色や体型変化、育児などの忙しさから、ファッションを楽しめなくなることってありますよね。でも、おしゃれをすることで気分転換できたり、自分自身を大切にすることにつながったりすることも。年齢や忙しさを言い訳にせず、無理なくファッションを楽しむことの大切さを感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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