恋人が…妊娠!?
実家のリビングには、なぜか海外にいるはずのAと弟の姿が。思いがけない光景に戸惑っていると、Aは、「私たち子どもを授かったから、結婚することになったの」と衝撃の事実を話し始めて……。僕は言葉を失ってしまいました。
あまりにも突然の話に、僕はすぐに状況を理解できず……。Aは僕と結婚を約束していたはず。それなのに、弟との間に子どもができたというのです。
詳しく話を聞くと、僕が日々の仕事に追われている間にAは弟に僕のことを相談するようになり、次第に親しくなっていったとのこと。さらに、Aは僕に海外出張の期間を偽り、その間に弟と関係を持っていたこともわかりました。
Aと弟に裏切られたことを知った僕はショックで……。もうAとの関係を続けることはできないと考え、婚約を解消し、慰謝料についても話し合うつもりでした。
しかし、そんな僕に追い打ちをかけたのが両親。事情を知った両親は、僕を気づかうどころか「Aさんのご両親は大企業の重役らしいし、将来性のある弟のほうがAさんにはふさわしい」「Aさんとはいい関係を築きたいから、慰謝料は請求しないで」と言い出したのです。
その後も僕は慰謝料について話をしましたが、それでも4人は自分たちの考えを変えようとはしませんでした。僕も話し合う気力を失い、「もういい。2人で幸せになればいい」と告げ、結局、慰謝料の話もせず、そのまま実家をあとにしました。
支えてくれた同僚と結婚
実家を出た後、僕は当時同じ職場で働いていた女性に事情を打ち明けていました。彼女は僕の話を最後まで聞き、「周りの人たちは、あなたのやさしさに甘えすぎていたんだと思います。これからは、あなたを大切にしてくれる人との関係を大切にしたほうがいいですよ」と励ましてくれたのです。
実家を出たばかりだった僕のことを気にかけ、アパート探しを手伝ってくれることも。こうして交流を重ねるうちに、僕は彼女のやさしさやしっかりした人柄に惹かれるようになりました。
やがて交際が始まり、数年間の付き合いを経て結婚することに。結婚を決めた際には、けじめとして久しぶりに家族にも連絡を入れました。
しかし、返ってきたのは「結婚? 嘘だろ(笑)」という心ない言葉だけ。その電話を最後に、僕は家族と距離を置くことに決めました。
その後、僕たちは結婚式を挙げず、入籍だけする形を選びました。それでも、自分を大切にしてくれる妻と穏やかに暮らせることが、僕にとっては何よりの幸せでした。「もう実家の家族と関わることもないだろう」と僕は思っていたのです。
「20万の仕送りをしろ!」
それから数カ月後、突然母から電話が。最初は出なかったのですが、あまりにもかかってくるため電話に出たところ、「大変なことになったの! 今すぐ実家に来て」とだけ言われました。
嫌な予感がしたため、事情を知る妻にも付き添ってもらい実家に向かうと……。そこには家族とA、そして4歳になった彼らの子どもが待っていました。母から告げられたのは、「これから毎月20万円、仕送りしてくれないかしら」という信じられない要求で……。
聞くと、将来を期待されていた弟の給料は一向に上がらず、父の会社の業績も低迷していたそう。また、Aは当時の裏切り行為が原因で実家の両親から完全に縁を切られており、頼みの綱である金銭的援助も一切受けられない状態だったそうで……。
あ然とする僕の横で、妻がキッパリと「都合の良いときだけ彼のやさしさに甘えるのはやめてください!」と言い放ちました。
僕も続けて、「自分がこうして幸せな生活を送れているのは、妻のおかげだから。稼いだお金は妻と、将来の子どものために使いたい」と断りました。
身勝手な家族の末路
僕が本当に結婚していたことに驚きつつも、自分たちの生活のことで頭がいっぱいな家族の前から立ち去りました。数週間後、また母から連絡が。弟の収入だけでは暮らせず、誰が働きに出るかで揉めたことで家族仲は最悪になっているとのこと。
一方で、僕たち夫婦は無事に子どもを授かりました。家族に裏切られつらい思いをしたからこそ、僕はこれから妻と子どもと一緒に、互いを思いやれる幸せな家庭を築いていきたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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