頭のできものが突然腫れた
低温やけどの治療中、頭にできもののようなものがあることに気付きました。
診察の際、医師から「粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来は剥がれ落ちる角質や皮脂が袋の中にたまってできる良性の嚢腫)かもしれません。炎症を起こして腫れることもあるので気を付けてください」と説明を受けました。
しかし、特に変化がなかったため、そのまま様子を見ていました。ところがある日、粉瘤が3cmほどの大きさに腫れてしまったのです。
再び皮膚科を受診すると、「大きな病院で診てもらいましょう」と言われ、紹介状を書いてもらうことになりました。
医療センターで受けた処置
紹介先の医療センターを受診すると、炎症がある状態では摘出手術ができないとのことでした。炎症が治まるのを待ち、改めて手術の日程を予約しました。
局所麻酔で手術をおこなうと説明を受けていたため、比較的簡単なものだと思っていました。ところが、当日案内されたのは手術室でした。さらに、摘出した組織を病理組織検査に出すと聞き、驚いたことを覚えています。
緊張しているうちに手術は終わりましたが、想像していたよりも大がかりな印象でした。
抜糸まで続いた不自由な生活
手術後は頭に大きなガーゼを当てた状態となり、医師から、抜糸までうつ伏せで寝るように指示されました。寝る姿勢に苦労し、ほとんど眠れない日が続きました。
それでも無事に抜糸を終え、現在は特に問題もなく普段どおりの生活を送っています。
まとめ
今回の経験で、ただのできものだと思っていたものが、長期間目立った変化がないまま経過した後、急に腫れることもあると知りました。また、同じ時期に母も耳の下に粉瘤ができたことから、粉瘤はさまざまな場所にできる可能性があると感じました。
気になるできものがあるときは、早めに皮膚科へ相談することの大切さを実感した体験です。
医師による解説:粉瘤が腫れる原因と治療の流れ
粉瘤は症状がないまま経過することもありますが、炎症を起こすと急に腫れることがあります。炎症時の治療や摘出手術について解説します。
粉瘤は炎症で急に腫れることも
粉瘤は、皮膚の内側にできた袋状の構造物に、角質や皮脂がたまってできる嚢腫です。通常は痛みなどの症状がないこともありますが、袋が破れて内容物が周囲に漏れ出すと炎症が起こり、赤みや腫れ、痛みが現れることがあります。
炎症の程度で治療方法が異なる
炎症が強く、膿がたまっている場合には、切開して内容物を出す処置がおこなわれることがあります。一方、袋ごと取り除く摘出手術は、炎症が治まってからおこなう場合があります。治療の時期や方法は、腫れの程度や患部の状態によって判断されます。
摘出した組織を検査する理由
粉瘤と考えられるできものでも、見た目だけではほかの皮膚腫瘍と区別しにくいことがあります。そのため、摘出した組織を病理組織検査で詳しく調べ、診断を確認することがあります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:寺井美佐栄先生(ミサクリニック六本木本院 院長)
著者:大月まりあ/40代女性・主婦
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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