同棲生活で増えていった喧嘩
同棲を始めたばかりのころは、一緒にごはんを食べたり、休日に買い物へ行ったりと、恋人同士でありながら家族のように過ごせることがうれしく、僕は毎日を楽しんでいました。
ところが、しばらくすると僕の仕事が忙しくなり、帰宅が遅くなる日が増えていきました。疲れていると気持ちにも余裕がなくなり、家事の分担や生活のちょっとしたことをきっかけに、彼女と言い合いになることも増えていったのです。
それでも僕は、「一緒に暮らしていれば、こういうこともある」とあまり深刻には考えていませんでした。
そんなある日のことです。夜遅くに帰宅すると、彼女がキッチンで黙々と洗い物をしていました。いつもと変わらない何気ない姿だったのですが、なぜかそのとき、僕は彼女のことがとても愛おしく感じました。
「これからも、この人と一緒に暮らしていきたい」
そう思った瞬間、僕の中で結婚への気持ちが一気に固まりました。
プロポーズから1週間後…
それから僕は指輪を用意し、タイミングを見て彼女にプロポーズしました。
「結婚してください」
きっと喜んでくれるだろうと思っていた僕。しかし、彼女から返ってきたのは予想外の言葉でした。
「少し考えさせてほしい」
思わず「どうして?」と聞くと、彼女は「この先、私たちがどうなっていくのかちゃんと考えたい」と話しました。その場ですぐに答えがもらえると思っていた僕は戸惑いましたが、彼女の気持ちを尊重し、返事を待つことに。
そして約1週間後、彼女から告げられた答えは――。
「ごめんなさい」
結婚はできない、という返事でした。詳しい理由について、彼女は多くを話しませんでした。
ただ、同棲を始めてから喧嘩が増えていたこともあり、僕が思っていた以上に、彼女は2人の将来に不安を感じていたのかもしれません。
僕にとっては「結婚するなら彼女しかいない」と思えた同棲生活でしたが、彼女は同じようには感じていなかったのだと、そのとき初めて気づきました。
プロポーズを断られたことはもちろんショックでした。ただ、振り返ってみると、僕は自分の「結婚したい」という気持ちばかりを優先し、彼女が同棲生活をどう感じているのか、きちんと向き合えていなかったように思います。
一緒に暮らしているからといって、同じ未来を思い描いているとは限りません。結婚を考える相手だからこそ、自分の気持ちだけでなく、相手が今の関係をどう感じているのかを理解しなければいけないなと感じた出来事でした。
著者:田中一/40代男性・海外ドラマがとにかく大好きで、1日に何時間もぶっ通しで見てしまいます。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
※AI生成画像を使用しています
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!