記事サムネイル画像

夫「本当に俺の子かよ?俺に全然似てないし」私「うん。違うよ?」育児を丸投げする夫が迎えた哀れな末路

生まれたばかりのわが子に「思ったよりもかわいくない」と言って、育児を放棄した夫。しかも、「転勤になった」と言って、勝手に育休申請を取り下げ、転勤先へ行ってしまったのです……。

初めての育児で、疲労困憊の私。仕事帰りにミルクやおむつを買ってきてほしいと頼んでも、夫は「今日は疲れてるから無理」「そのくらい自分で買えばいいだろ」と言うばかり。

 

そんな夫が、転勤の話を私に相談もなく引き受けてきたのです。仕方なくついていくと言ったところ、「転勤先は治安が悪い地域で、家族で暮らすには不安があるからついてくるな」と夫。「生まれたばかりのわが子と一緒にいたくないの?」「これからどんどんかわいくなるし、大事な成長過程も見られないんだよ?」と言って引き留めましたが、夫は聞く耳を持ってくれませんでした。

 

「子どもはほしかったけど、生まれてみたら想像してた感じと全然違って、どうがんばってもかわいく思えないし」「まあ3年の予定だけど、部長にも評価されるし、昇進にもつながるからいいんだよ」「正直、子どものことでピリピリしてるお前と離れられるのも、ちょうどいいと思ってる」

 

しかも夫は、取得する予定だった育休まで勝手に取り下げていました。数年間のワンオペが確定した私は、頭を抱えました。しかしその翌日、義母から連絡があって……?

 

 

義母が差し伸べてくれた救いの手

「息子から聞いたわよ! 大変なことになったわね!?」と、慌てた様子で連絡してきた義母。

 

「あの子ったら、いったい何を考えてるのかしら。出産したばかりのあなたと赤ちゃんを置いていくなんて……」「しかも、わが子をかわいく思えないなんて、親としてどうかしてるわ」「あんなにかわいいのに、本当に……」

 

うちの子どもは、義母にとっても待望の初孫だったのです。それもあって、義母の怒りはおさまらないようでした。

 

「息子の最低な言葉は何も気にしなくていいからね!」「毎日は無理でも、私が育児でも買い物でもできるだけ手伝うから!」「姑を頼りづらいのもわかるけど、家に入れたくないなら買い出しだけでも頼んでちょうだい、玄関に置いて帰るから」と義母。

 

その心遣いに、弱っていた私は泣きそうになってしまいました。

 

「ありがとうございます……」「実は、もう限界で……お言葉に甘えて、粉ミルクを買ってきてもらっていいですか?」「いつも飲ませてるミルクの写真を送るので」と言うと、「それだけでいいの?」「今日の晩ごはんのお惣菜や調味料は? トイレットペーパーはまだある?」と義母。

 

夫が転勤してからも、このように義母は献身的に私と子どもをサポートしてくれたのです。

 

 

転勤から帰ってきた夫の愚行

そして、夫が転勤してから3年後――。

 

その日は、夫が単身赴任を終えて戻ってくる予定の日でした。ようやく家に戻ってきた夫から、「おい、旦那さまが帰って来たのに出迎えのひとつもないのかよ?」と連絡が。

 

「今日帰るって連絡しといたのに、俺の母親呼びつけて子どもの世話させて、自分は出かけてるって……嫁としても終わってるな」と夫に言われて、カチンときました。

 

転勤先は飛行機の距離でしたが、帰省の話が出るたびに「仕事が入った」「航空券が高い」などと言って流し、年末年始や夏季休暇でさえ一度も帰ってこなかった夫。その気があれば会えたはずなのに、家と子どものことを私に丸投げしておいて、出迎えを求めるなんて……。

 

「忙しいからって電話も出てくれないし、子どもの写真を送っても既読無視だし……私がこの3年間、どんな気持ちだったと思ってるのよ!」と言うと、「は? お前の気持ちなんて知るか」「俺のおかげで、お前は働かずに子どもと家にいるだけで暮らせたんだぞ!」と夫。

 

「しかも、しつけもちゃんとできてないみたいだな」「せっかくパパが帰ってきたのに、全然こっちに来ようとしないじゃないか」「お前、この3年どういうふうに育ててきたんだよ」

 

私が黙っていると、夫はさらに「3年ぶりとはいえ、俺は父親だぞ? 子どもなら顔くらい覚えてるはずだろ」「ていうか、こうして見ると俺に似てるところがないよな」「懐かないし、顔も全然似てない……なあ、まさかとは思うけど、この子、本当に俺の子か?」と続けました。

 

「転勤から戻ってきた父親に駆け寄ってこないし、俺に全然似てないし」

「ガチで俺の子じゃないとかありえるんじゃね?」

「うん。違うよ?」

「え?」

 

 

 

「今、うちでお義母さんに預かってもらってる子どもは、あなたとの子どもじゃありません」「もちろん、私と血縁関係はあるけどね」と言うと、「は、はあ!?」と驚いた夫。

 

「お、おい、待てよ、え? 冗談、冗談だよな?」「俺だって本気で言ってたわけじゃないし」と慌て出した夫に、「うん、父親が違って当然なのよ」「だってその子、私の妹の子どもだもん」と事実を告げました。

 

妹が友人の結婚式に出席するというので、私は妹の子どもをうちで預かっていたのです。子どもたちは同い年ということもあり、仲良く遊んでいたのですが……ちょっと目を離したすきに、うちの子が転んで頭を打って泣き止まなくなってしまったのです。

 

困り果てた私は義母に妹の子どもの世話を託し、わが子を連れて病院へ。よりによって、そのタイミングで夫が帰ってきたのです。

 

「父親のくせに自分の子どもかどうかもわからないって、終わってるのはどっちよ」「あなたのことを知りもしない妹の子があなたに懐くわけないでしょうが!」「それをごちゃごちゃと騒いで、俺の子どもじゃないとか言い出して……!」

 

3年間、いやその前から溜まっていた鬱憤が私の中から溢れ出しました。

 

「私、子どもが怪我をして病院にいるって今言ったよね? なのに、ここまで一切心配の言葉がないところも無理!」「あなたも仕事を理由に3年帰ってこなかったし、私たち家族よりも仕事のほうを愛してるんでしょ?」「そんな父親は必要ないから、離婚してください」

 

 

 

最後まで味方でいてくれた義母

30分後――。

 

子どもは軽い打撲のみでした。ほっと胸をなでおろしていると、この度は義母から連絡が。

 

「うちの息子が本当にごめんなさいね……。まさか自分の子かどうかもわからないなんて」「あなたとの電話を切ったあと、すぐにこっちへ来て『離婚したくない、どうしよう』って泣き出して……。妹さんのお子さんも、いい大人が急に泣き出したものだから、すっかり戸惑っていたわ」

 

それでも妹の子は、泣いている夫にそっとティッシュを差し出してくれたそうです。妹に似て、やさしい子なのです。

 

「とりあえず、息子は実家に帰したわ」「病院が終わったら安心して帰ってきてね」と義母。

 

そして、義母は「私はあなたの味方だからね!」「離婚を言い渡されてもおかしくないことをしたのは息子のほうなんだし、もうとっとと別れちゃいなさい」「養育費も財産分与も、あの子にきちんと払わせるから安心してちょうだい!」と言ってくれたのです。

 

その後――。

 

 

今更になって私が送ったわが子の写真や動画を見たらしい夫。わが子が夫の写真を指さして「パパ」と呼んでいる動画を見て、夫はしばらく何も言えなくなっていたそうです。それから「これからはもっとちゃんと子どもに向き合う!」「だからもう一度だけチャンスをくれ!」と夫は言ってきましたが、私の離婚の意思は変わりませんでした。

 

何度かの話し合いを経て、私はようやく夫と離婚。その後も元義母は子どものことを気にかけてくれて、私はそのサポートを受けながら再び働き始め、シングルマザーとしてがんばっています。

 

◇ ◇ ◇

 

誰かに頼りたいのに頼れない毎日は、想像以上に心をすり減らすものなのかもしれません。そして、無理を続けて関係をつなぎとめることが、必ずしも自分や子どもを守ることにはならない場面もありますよね。距離を置くという選択は逃げではなく、時に自分を立て直すための大切な一歩なのかもしれません。

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
\ この記事にいいね!しよう /
シェアする

  • コメントがありません

この記事の著者
著者プロファイル

ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

読者からの体験談をお届けします。

同じ著者の連載

新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

気になる記事をまとめ読み

人気連載

新着連載

連載完結

もっと見る

注目記事を探す

人気記事ランキング

アクセスランキング
コメントランキング

お得な無料キャンペーン

エンタメの新着記事

PICKUP