慣らし保育の初日、娘を迎えに行ったまきが目にしたのは、男児と遊び道具の取り合いをするえみりの姿——。
男児にも嫌悪感を抱くまきは「えみりが乱暴されました!」とまくし立て、保育園の先生に娘に男児を近づけないよう配慮を求めます。
園の先生に配慮を求め、順調に慣らし保育は進んでいたものの…



























「こんなのは性加害です! 男が女児のおむつを替えるなんて!」——。
新たに配属になった菊池まこと先生が男性だと知ったまきは激怒。保育園の先生から「配慮が足らず、すみません」と頭を下げられるも納得できず、不満げな表情を見せるのでした。
性被害のニュース報道を目にするたびに、被害に遭った少女と自分の娘を重ねてしまうまきからすると、男性が女児のおむつ替えをするのは許せないことなのでしょう。実際に男性保育士による園児への性加害が報じられることもあるため、男性保育士に不安を抱くまきに共感する人もいるかもしれません。
一方、「こんなのは性加害です!」と決めつけられた菊池先生が、傷ついたとしてもおかしくはありません。性被害を心配する気持ちは理解できますが、不安を抱くことと、目の前の保育士を危険な存在だと決めつけることは、分けて考えたいものです。
年齢も何も関係なく、男性を一律に危険な存在と位置づけ、男児と娘の接触にも配慮を求めるまきからすれば、男性保育士にはおむつ替えをしてほしくないという思いも、「言わなくても伝わること」だと考えていたのかもしれません。一方、園側は、男性保育士によるおむつ替えまでまきが拒否するとは、想定していなかったのかもしれません。
わが子の安全を心配する気持ちは理解できますが、保育士が男性か女性かによって危険性を判断するのは避けたいものです。大切なのは、性別にかかわらず、子どもたちが安心して過ごせる環境が整っているかどうか。
保育園での対応に不安がある場合は、どのような体制で保育がおこなわれているのか、安全面でどのような配慮がなされているのかを確認し、園側と話し合うことも大切ですね。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
神谷もち