ママがいない生活の中で、蒲倉家では家事のほころびが次々と表面化します。お風呂掃除もそのひとつで、担当することになったパパは慣れない作業で足をひねってしまいました。
翌日、職場でその話をしたパパは、「風呂掃除なんて今までしたことなかった」と何気なく発言。さらに、これまで家のことをママに任せきりにしてきたことが周囲に知られ、女性社員たちはドン引きします。
過去の無自覚な発言まで掘り返され、ママへの同情と尊敬の声が上がる中、パパも少しずつ自分の態度を振り返り始めて……。
ママが出て行ったのは、パパのせいだけじゃない?

















職場で女性社員たちに引かれたことで、パパは「多恵子は俺のせいで家を出て行ったのか」と考え始めます。一方、蒲倉家では、翌朝早く起きたい萌香が律郎に「起こしてほしい」と頼みます。しかし律郎は、姉のために動くのが当たり前のように言われ、反発します。
「家族のくせに冷たい」と責める萌香に、律郎は「その家族って枠に縛られるのが嫌で、ママは出ていったんじゃない?」と指摘。さらに、本当にパパだけが悪いのかと問いかけます。その言葉に、萌香は「ママが出てったのはうちのせいだっていうの?」と動揺し、重い空気のままその場を去るのでした。
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家族だからといって、相手が自分の都合に合わせてくれるのが当たり前ではありませんよね。「ちょっとお願い」と思っていることでも、頼まれる側には予定や負担があります。近い関係ほど、つい甘えが出てしまいますが、その積み重ねが相手を苦しくさせてしまうこともあるのかもしれません。
何かトラブルが起きたときは、誰かひとりだけを責めるのではなく、自分も相手に無理をさせていなかったかを振り返ることが大切です。家族だからこそ、「やってくれて当然」ではなく、お互いの時間や気持ちを尊重し合いたいですね。
紙屋束実
