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長引く生理と腹痛で内科を受診。医師「すぐ婦人科へ」命に関わる状態だった理由【医師解説あり】

生理の周期の乱れやおりものの変化、デリケートゾーンの違和感は、多くの女性が経験することです。なかなか周囲に話しにくいことですが、意外な病気が隠れていることもあります。思いがけない診断を受けた3人の女性の体験談を紹介します。

 

ただの生理不順ではなかった

思わぬ婦人科系の病気 イメージカット

 

20代前半のころの私は、若さゆえの楽観もあり、生理の記録をつける習慣がありませんでした。そんな折、「今月の生理、なんだか長いな……」とは思いつつも、特に深く気にせずに過ごしていました。そんな中、腹痛がひどく、内科を受診することにしました。

 

内科での診察中、触診を終えた医師から「すぐ婦人科へ行ってください」と促され、その足で婦人科を受診したところ、異所性妊娠(子宮外妊娠)と判明。そのまま緊急入院となりました。

 

すでに卵管などが一部が破裂しており、命に関わる危険な状態だったのです。今振り返ると、出血は2週間ほど続いていたように思います。

 

◇◇◇◇◇

 

この経験を通じて、自分の体の変化を見逃さないことの大切さを痛感しました。今は、娘に生理の記録をつけることはもちろん、普段と違う出血や体調の変化に早く気付くことの大切さを伝えるようにしています。小さな違和感でも、きちんと向き合うことで守れる命があるのだと思います。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

「いつもより長く続く」「生理の時期と合わない」「量が極端に少ない、または多い」など、普段の生理と明らかに様子が違う出血があれば、生理ではなく「不正出血」の可能性があります。

 

耐えがたいほどの激しい腹痛が起きたときは、卵管などが破裂し、おなかの中で出血している可能性があります。痛みがひどくなる前に受診することが、命を守る鍵です。生理がいつもと違うと感じたら早めに婦人科を受診し、強い腹痛やふらつき、失神しそうな感じがある場合は、救急受診も含めて速やかに医療機関へ相談してください。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:戸瀬マキコ/30代女性・パート

 

おりものの異変に気付いた日

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ある日、おりものの量が増え、色も見慣れない黄緑色になっていることに気が付きました。痛みなどはありませんでしたが、違和感が続き、このまま様子を見るのは不安だと感じました。

 

不安を抱えながら受診し、検査を受けた結果、クラミジア(クラミジア・トラコマチスという細菌によって起こる性感染症)に感染していることがわかりました。まさか自分が、という気持ちもありましたが、原因がはっきりしたことで少し気持ちが落ち着いたのを覚えています。

 

処方された薬をきちんと服用し、治療をおこないました。症状は徐々に落ち着き、普段の状態に戻っていきました。早めに検査を受けたことで、深刻になる前に対処できたのだと思います。

 

◇◇◇◇◇

 

クラミジアは無症状の場合も多いと聞き、「これくらいで病院に行ってもいいのかな」と迷っていた自分に、早めの受診が大切だよと伝えてあげたくなりました。今回の経験を通して、体の小さな変化を見逃さないことは、自分だけでなく大切なパートナーを守ることにもつながるのだと実感しています。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

クラミジアは無症状のことが多いとされています。「少し違和感があるけれど、痛みはないから」と放置せず、おりものの変化(量や色)を感じたら早めに婦人科を受診しましょう。

 

自分だけが治療しても、パートナーが感染していた場合、性交渉で再び感染する「ピンポン感染」が起こります。現在のパートナーにも検査を受けてもらい、感染が確認された場合は一緒に治療を進めることが、再感染を防ぐうえで重要です。

 

クラミジアを放置して炎症が広がると、卵管炎や骨盤内炎症を引き起こし、不妊症や異所性妊娠(子宮外妊娠)の原因になることがあります。「たかがおりもの」と思わず、将来の自分のために早めの対処を心がけてください。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:齋藤あずさ/20代女性・会社員

イラスト:ほや助

 

 

デリケートゾーンの突然の激痛

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夫と付き合い始めたころ、デリケートゾーンに強い痛みを覚えました。「性感染症かもしれない」という不安が頭を離れず、彼にも相談できないまま数日を過ごしました。デリケートゾーンの診察を受けるのにも抵抗があり、なるべく気持ちがラクになるように女性医師のいる病院を探すことにしました。

 

勇気を出して受診したところ、医師から伝えられた診断は「毛嚢炎(もうのうえん/毛穴の奥にある毛包に細菌などが感染し、炎症が起きる皮膚の病気)」というものでした。

 

最初、知らない病名に戸惑いましたが、説明を受けるうちに張り詰めていた心がすっと軽くなりました。思い込みだけで不安が膨らんでいたことに気付きました。

 

◇◇◇◇◇

 

聞き慣れない病名を告げられて一瞬ドキッとしましたが、医師の言葉で状況を理解できたことで自分の中にあった漠然とした恐怖がほどけていくのを感じました。違和感を覚えつつ放置せずに早めに受診する大切さを強く実感し、ひとりで悩むより専門家に相談した方が心の負担が軽くなるのだと気付くことができました。

 

【久野先生からのアドバイス】

毛嚢炎は毛穴の炎症が原因です。予防のためには、デリケートゾーンを清潔に保ち、自己処理後は肌を乾燥させすぎないように保湿することも大切です。また、締め付けの強い下着や摩擦を避け、肌への刺激を減らすことも大切です。

 

なお、デリケートゾーンの痛みや腫れは、毛嚢炎以外にも性器ヘルペスなどの性感染症や、その他の皮膚・婦人科系の病気が隠れている可能性もあります。気になる症状があれば、自己判断せず、皮膚科や婦人科など専門医に早期に相談してください。

 

監修/久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)

PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。

 

著者:増田ゆみ/50代女性・無職

イラスト:ほや助

 

まとめ

生理の長引きやおりものの変化、デリケートゾーンの痛みは、誰にでも起こり得る一方で、思わぬ病気が隠れていることもあります。今回の3人の体験からも、「いつもと違う」と感じた小さな違和感を見過ごさず、早めに専門医へ相談することの大切さが伝わってきました。話しにくい症状だからこそ、ひとりで抱え込まないことが、自分の体を守る一歩につながると感じますね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※一部、AI生成画像を使用しています

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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