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「別のにしてよ」夕飯へのひと言で感情が爆発。更年期の母が気付いた頑張りすぎの日々【体験談】

40代後半になり、更年期障害と診断されて婦人科へ通院していました。体の不調と付き合いながら仕事を続け、家では3人の子どもたちの予定に合わせて毎日があっという間に過ぎていきます。自分ではうまく更年期と付き合っているつもりでしたが、ある日の夕飯で子どもの何げないひと言に感情があふれ、頑張りすぎていた自分に気付きました。

 

「ええ〜、別のにしてよ」

ある日、仕事を終えて急いで帰宅しました。洗濯物を取り込み、お米を炊いて夕飯の支度をしていました。子どもを塾へ送る時間までに食べさせようと、時計を見ながら肉じゃがを作っていました。

 

頭の中は、「あと何分で炊ける」「食べ終わったら塾へ送らないと」「帰ってきたらお風呂も済ませよう」と、次にやることでいっぱい。気付けば座る時間もなく、帰宅してからずっと動きっぱなしでした。

 

ようやく料理を食卓に並べ、「今日は肉じゃがだよ」と声をかけると、返ってきたのは「ええ〜、別のにしてよ」のひと言。その瞬間、「毎日仕事から帰ってきて、急いで作っているのに!」と、大きな声を出してしまいました。

 

子どもたちは何も言わず席に座り、さっきまで慌ただしかった家の中が急に静まり返りました。

 

更年期に加え、頑張りすぎも重なっていた

塾へ送る車の中でも、帰宅してからも、「あんなに怒ることじゃなかった」と何度も考えました。更年期障害と診断されて通院していたので、気持ちが不安定になることがあるのは知っていました。それでも感情を抑えられなかった自分が情けなく、「母親なのに」「もっと穏やかでいたいのに」と、自分を責めてばかりいました。

 

でも、冷静になって振り返ると、更年期だけが原因ではなかったように思います。仕事をして、家事をして、3人の子どもそれぞれの予定を把握し、時間に追われる毎日。「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちが強すぎて、自らを追い込んでいました。

 

 

完璧を手放して見つけた心の余裕

あの日をきっかけに、「全部を私ひとりでやらなくてもいい」と考えるようになりました。

 

疲れた日は、お総菜を食卓に並べることもあります。最初は少し罪悪感がありましたが、子どもたちは「今日はこれなんだね」と普通に食べてくれました。味が変わるのがうれしいようで、私が思うほど気にしていませんでした。

 

掃除も毎日すべて終わらせようとせず、平日は気になるところだけ。時間のかかる掃除は、週末に家族で分担するようにしました。夫にも「これお願い」と頼めるようになり、ひとりで抱え込むことが減りました。

 

多少行き届かないところがあっても、気にしすぎないようにしています。悩まされていた更年期の症状がなくなったわけではありません。でも、「頑張りすぎなくても家はちゃんと回る」と思えるようになってから、少しずつ気持ちに余裕が戻りました。

 

今でも肉じゃがを作るたび、あの日の出来事を思い出します。あのひと言はつらかったものの、自分の頑張り方を見直すきっかけになりました。

 

まとめ

更年期と子育て、仕事が重なった時期は、毎日をこなすだけで精いっぱいでした。振り返ると、「母親だから」と何でもひとりで頑張ろうとしていましたが、お総菜に頼る日があってもいい、掃除は無理をしなくてもいい、家族に手伝ってもらってもいいと考え方を少し変えただけで、気持ちはずいぶんラクになりました。

 

今は完璧を目指すより、家族みんなで生活を回していくことを大切にしています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。

イラスト:エェコ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

 

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