ド緊張の夫と迎えた誓いのキス
家族に見守られながら、式は和やかな雰囲気で進んでいきました。私はリラックスして楽しんでいたものの、隣にいる夫は見るからに緊張している様子。
そして、いよいよ誓いのキスの場面を迎えました。
向かい合った夫が、ゆっくりと私に顔を近づけてきます。ところが、夫は顔を傾けることなく、真正面からまっすぐ近づいてきたのです。
「え、このままだとキスできない……!」
焦った私は、小さな声で「ななめ! ななめ!」と伝えました。しかし、緊張している夫の耳にはまったく届いていない様子。夫はそのまま顔を近づけてきます。
私はどうすればいいのかわからず、思わず顔を引いてしまいました。
結局、誓いのキスはうまくできないまま、次の進行へ。式が終わったあと、夫から「避けたでしょ?」と言われてしまいました。
「違うよ! 顔をななめにしてほしかったの!」
慌てて説明すると、夫はようやく状況を理解してくれました。しかし私は、「もしかして家族にも、私がキスを嫌がって避けたように見えていたのかな……」と考えてしまい、少し落ち込んでしまいました。
◇ ◇ ◇ ◇
今振り返ると、私も夫に任せていればよかったのかもしれませんし、事前に少し練習していれば、夫もあれほど緊張せずに済んだのかもしれません。思い描いていた誓いのキスにはなりませんでしたが、予想外のハプニングも含めて、今では忘れられない結婚式の思い出になっています。
著者:ちゃぺ/30代女性・息子がかわいくてたまらないママ。絵本を読むのが大好き。
イラスト:こまつもえか
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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