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Aさんには「そうですね」Bさんには「そうなんですね」相性が悪い上司2人に挟まれた1年間

上司同士の相性が悪く、部下である私は、いつも2人の顔色をうかがいながら仕事をしていました。どちらも仕事では頼りになる存在でしたが、考え方や仕事の進め方は正反対。どちらか一方に寄り過ぎないよう、言葉を選び続けた1年間の体験です。

 

考え方が正反対の2人の上司

数年前に私が所属していた部署での出来事です。私には、AさんとBさんという2人の上司がいました。Aさんは自分の考えをしっかり持ち、一度決めた方針は曲げないタイプ。一方のBさんは細かい段取りよりも、その場の状況に応じて柔軟に動くことを重視するタイプでした。

 

特にBさんは、Aさんと必要以上に関わることを避けているようで、そばにいる私にも、2人の間の微妙な空気がはっきりと伝わってきました。

 

どちらにも寄れない板挟みの日々

部下である私は、そんな2人の間に立ちながら仕事を進めることになりました。Bさんが距離を置く中でも、Aさんはいつも通り自分の考えを伝えていました。

 

Aさんの話を受け止めるとBさんの表情が気になり、Bさんの意見を取り入れるとAさんにどう伝えるか悩みました。どちらか一方に寄りすぎないよう、常に言葉を選ばなければならず、板挟みの状態が続きました。

 

一方で、仕事そのものは意外にも進めやすい面がありました。Aさんが大まかな流れを作り、Bさんが「ここはなくてもよさそう」と不要な部分を省いていたためです。私はそれぞれの意見から業務に必要な部分を見極めながら、仕事を進めました。

 

すると、業務は大きなトラブルもなく、円滑に進んでいったのです。

 

 

愚痴にも同調できず、聞き役に徹した1年間

業務そのもの以上に神経を使ったのは、2人それぞれの話にどう反応し、どこまで距離を取るかという点でした。

 

Aさんは自分の考えをよく話す人で、私は「そうですね」と相づちを打ちながら、できるだけ話を受け止めるようにしていました。一方でBさんは、Aさんの言動について私に愚痴をこぼすことがありました。

 

私まで愚痴に同調すれば、2人の関係がさらにこじれるかもしれないと感じました。とはいえ、話を遮るわけにもいかず、私は「そうなんですね」と返しながら、同調しすぎないよう気を付けていました。

 

どちらにも偏らないよう言葉を選び続け、想像以上に神経をすり減らした1年間でした。

 

まとめ

この経験で最も大きかったのは、「話を聞くこと」と「同調すること」は別だと実感したことです。どちらかの味方になるのではなく、相手の感情は受け止めつつ、業務に必要な意見だけを見極める。その距離感を意識したことで、難しい人間関係の中でも仕事を止めずに進められました。今も職場で意見がぶつかる場面では、このときの経験を思い出しています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:橋口ともみ/30代女性・会社員

イラスト:ふるみ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

 

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