足がしびれたいとこがお焼香へ
祖父の通夜は自宅でおこなわれ、お坊さんがお経を唱えていました。
参列者が順番にお焼香をする中、最後尾に座っていたいとこにも番が回ってきました。ところが、長く正座をしていたためか、立ち上がったいとこは足がしびれていたようです。
少しよろけながら、それでも何とか前へ進んでいる様子でした。
お坊さんの頭に思わず「ペチッ」
そのとき、いとこの足がもつれてしまいました。
倒れそうになった従弟がとっさに右手を伸ばした先は、何とお経を唱えていたお坊さんの頭。右手を「ペチッ」とつき、いとこはどうにか転ばずに済みました。
すると、それまで続いていたお経の途中で、お坊さんが一瞬「アタッ」と声を上げました。
しかし、お坊さんはすぐに何事もなかったかのように、再びお経を唱え始めました。その様子に、参列者の間からはこらえきれずクスクスと笑いが漏れてしまいました。
通夜の後に待っていた思わぬ展開
その後、通夜自体は滞りなく終わりました。ところが、そこで解散とはなりませんでした。参列者全員が引き止められ、お坊さんから30分近く説教を受けることになったのです。
思いがけないハプニングから笑いが起こり、最後には参列者全員がお坊さんから説教を受けるという展開になりました。
まとめ
今でも、いとこがよろけた瞬間から、その後の何とも言えない空気まで鮮明に覚えています。当時は笑いをこらえるのに必死でしたが、厳かな場で起きた思いがけない出来事ほど、強く記憶に残るものなのだと感じます。祖父の通夜を思い返すたびに、あの日の何とも言えない空気までよみがえってくる、忘れられない出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:目黒佳奈子/50代女性・主婦
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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