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元カノ「取引やめた!他が安いし」一方的に打ち切り→困る私に同僚「じゃあ♡」元カノが崩れ落ちたワケ

私は、自社工場を持つ中規模の生地メーカーで働く会社員です。会社の規模こそそれほど大きくありませんが、質の高い生地を安定して提供できるため、業績は良好で穏やかな環境で働いていました。

穏やかな日常と、後輩女性との充実した日々

私の部署には、自分のアパレルブランドを立ち上げるという夢を持ち、仕事終わりに専門学校に通いながら頑張っている後輩女性がいました。彼女は多忙なはずなのにいつも笑顔を絶やさず、どんな仕事にも一生懸命に取り組む努力家です。私は彼女の教育係を担当しており、そのひたむきな姿を見るたびに「自分ももっと頑張ろう」と日々良い刺激をもらっていました。仕事は忙しくも充実しており、この平和でささやかな日常がずっと続けばいいなと思っていました。まさか、ある人物との再会によって、その穏やかな日々が壊されることになるとは夢にも思っていませんでした。

 

元カノからの無茶な要求と、身勝手な裏切り

ある日、新規の取引先との商談の場に現れたのは、私が専門学校時代に付き合っていた元カノでした。彼女は当時、別の男性に心変わりして私を一方的に振った相手です。現在彼女はインフルエンサーとして活動しており、自身のブランドを立ち上げるためにうちの生地を使いたいとのことでした。

 

彼女はアパレルの専門知識が乏しいにもかかわらず、見た目だけで扱いが難しい素材を選び、誰がどう考えても無茶な短納期を要求してきました。さらに困惑したのは、後日業務の電話をしている最中に、彼女から突然「やっぱりあなたとやり直したい」と復縁を迫られたことです。私がそれをきっぱりと断ると、まるでその腹いせのように、要求はさらにエスカレートしていきました。


それでも私は仕事と割り切り、工場の担当者に頭を下げてスケジュールを調整しました。納期に間に合わせるためには一刻の猶予もなく、私は彼女からの「絶対に買い取るから早く作って!」という強い言葉とメールの記録を信じ、上司の許可を得て特例で見切り発車で生産を開始しました。


しかし、いざ正式な発注書の取り交わしを行おうとした矢先、彼女は悪びれる様子もなくこう言い放ったのです。
「やっぱり契約やめた。海外の工場に直接頼んだ方が格安だったんで」
口頭での確約があったとはいえ、正式な契約前。弁護士を通じてキャンセル料を請求することも検討しましたが、のらりくらりとかわす彼女を相手に訴訟を起こす時間と費用を考えると、会社として泣き寝入りせざるを得ませんでした。手元には行き場を失った大量の生地だけが残され、これまでの苦労を踏みにじる身勝手な振る舞いに、私は強い怒りと絶望で頭が真っ白になりました。

 

絶望の中での決断。未来のクリエイターへの贈り物

大量の在庫を抱え、会社に多大な損害を与えてしまったと肩を落とす私。自分の見通しの甘さを責め、悲しみに暮れる私に声をかけてくれたのは、あの後輩女性でした。

 

「この生地、もともと人気がありますよね。私が通っている専門学校に相談してみるのはどうでしょう? 学生の作品制作に使う教材として、市場価格より安く販売できれば、欲しい人も多いと思います」

その言葉に、私はハッとしました。大量の在庫をそのまま抱えているより、多少価格を下げてでも販売できれば、会社の損失を少しでも抑えられるかもしれません。

私はすぐに上司へ相談。学校側にも掛け合った結果、教材用として生地を販売することになりました。もともと人気のある生地だったこともあり、学生たちからも好評で、在庫は思いのほか早く売れていったのです。

 

 

自業自得の元カノからのSOS。そして痛快な反撃

生地の販売が無事に終わり、数ヶ月が経った頃のことです。ふとスマートフォンを見ると、元カノから尋常ではない数の着信履歴が残されていました。驚いて折り返すと、彼女は焦りきった声でまくしたててきました。

 

「一生のお願い!やっぱり前と同じ条件で契約させて!向こうの工場から急に追加費用を請求されて困ってるの!」
聞けば、急激な円安や物流費の高騰により、契約した格安の海外工場から大幅な値上げと納期遅れを言い渡されたようでした。自社工場を持ち、為替の影響を受けずに適正価格で安定供給できる私たちの会社の強みを、窮地に陥ってからようやく理解したのでしょう。しかし、一度一方的に約束を反故にされた相手です。また同じことが起きる可能性を考えれば、会社として再び取引することはできません。


私は大きく深呼吸をして、冷静にはっきりと告げました。
「申し訳ございませんが、あの生地はすでに引き取り手が見つかりました。もうウチには関係のないお話です」
 

彼女は「今度はお金ならちゃんと出すから!」と必死に食い下がりましたが、私は丁重に断り、電話を切りました。

一時は大量の在庫を抱えて途方に暮れましたが、後輩や周囲の助けもあり、私たちはすでに前へ進み始めています。もう彼女に振り回される必要はないのだと、改めて思いました。

 

トラブルを乗り越えて掴んだ、新たな成功と最高のパートナー

その後、元カノはなんとか別の業者を探して無理やりブランドを立ち上げたようですが、品質不良や納期遅れのトラブルが続出したそうです。粗悪な商品を販売したことで購入者からクレームが多数、SNSは大炎上。結果的に、ブランドは立ち上げから1年足らずで跡形もなく消滅してしまったと風の噂で聞きました。

 

一方、私たちが寄付した生地は、専門学校のファッションショーで見事な衣装に生まれ変わりました。そのショーの様子がアパレル業界誌で好意的に取り上げられたことで、私たちの会社には新規の問い合わせが相次ぎ、新たなアパレルブランドとの取引が始まるなど、結果的に大きなプラスをもたらしました。


そして、このトラブルを一緒に乗り越え、一番近くで私を支えてくれた後輩女性とは、その後自然な流れでお付き合いすることになり、今では私の大切な妻となっています。つらい出来事もありましたが、誠実に仕事と向き合ってきたからこそ、最高のパートナーと明るい未来を手に入れることができたのだと心から思っています。
 

◇ ◇ ◇

ビジネスでもプライベートでも、自分本位な都合で相手を振り回すような行動は、最終的に自分自身の信用を失うことにつながってしまいます。誠意を持って対応してくれた人への感謝を忘れず、相手を尊重する姿勢が何よりも大切ですね。


どんなに理不尽で困難な状況に陥っても、腐らずに前を向いて正しい選択を重ねていけば、きっとその努力を見ていてくれる人がいるはずです。周りの人との信頼関係を大切に育みながら、前向きに日々を過ごしていきたいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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